鞴(ふいご)座ライブ AT WILDBUNCH
6月の「一期一会」ライブ以来、久しぶりに、前回と同じブックカフェ「ワイルドバンチ」で本日行われた演奏会に行ってまいりました(11月18日 午後6時開演)。
今回の出し物は、ちょっと珍しい、アイルランド楽器、バグパイプをメインに、アコーディオンとギターをフィーチャーしたユニット、鞴(ふいご)座によるライブです。
ユニット名、鞴座とは、使っている楽器がバグパイプにアコーディオンと、どちらも製鉄の際に火を起こすふいごのように空気を送り込んで鳴らすものであるところから付けられたのだそうです(と言っても“ふいご”という道具を知らない世代が増えて来てますからピンと来ないかも。私の世代なら小学校唱歌「村の鍛冶屋」の中に出てくるのでお馴染みですが…)。
で、出し物ですが、バグパイプ中心だからと言ってアイルランドの音楽ばかりではなく、フランス(ミュゼと言うのだそうです)、スエーデン、ジプシー音楽から日本のメロディーまで幅広く、またリーダーの金子鉄心さんは、バグパイプだけでなく、ソプラノ・サックス、大小数種類の縦笛(ティン・ウイッスル、ロー・ウイッスルなど)を取っかえひっかえ見事に演奏して楽しませてくれます(口笛まであり(笑))。
アコーディオンの紅一点、藤沢祥衣さん、ギターの岡部わたるさんと息の合ったセッションで、金子さんが言われたように、踊りたくなるほどリズミカルで楽しいライブでした。
金子さんの軽妙なお喋りもまた楽しくて笑いを誘い、終始なごやかなムードでした。
曲の題名には、「フイゴ座の怪人」、「鞴座の夜」(共にCDのタイトルにもなっている)など、思わずニヤリとするものもありました。なかなかシャレてます。
入りの方は、狭いスペースに60人ほどで満席、立ち見状態で、聴衆の反応も良く、拍手のうちに2度もアンコールがあるなど、盛況裏に約2時間のコンサートは終了しました。
聴く前まではどんな演奏会なのかちょっとピンときませんでしたが、聴いてみたら実にノリが良くて、ヨーロッパ的な哀愁味と、テンポあるエネルギッシュなリズム、そしてどことなくノスタルジーをかき立てるサウンドに、すっかり魅了されました。
やはりライブはいいものですね。忙しくてなかなかチャンスがありませんが、出来るだけ機会を捕らえて、いい出会いを期待したいものです。
ワイルドバンチでは、これからもライブ演奏会を定期的に開催するという事なので、興味ある方は是非どうぞ。
ちなみに、来月21日には、元・山下洋輔グループにいた林栄一バンドによるジャズ・ライブがあります。 → http://www.geocities.jp/bcwildbunch/live.htm
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