「小室等 コラボライブ」鑑賞記
遅くなりましたが、9月20日開催の「小室等 コラボライブ AT ワイルドバンチ」の感想について。
会場となった、ブックカフェ・ワイルドバンチは、古書店兼スナックカフェである為、狭い店内に50人も入れば満席。
当日、開演30分前に行きましたが、既に満席状態でした。恐らくは50人前後は入っていたでしょう。
開演の午後7時より少し遅れて、小室等さん登場、さすが、一斉に拍手が沸きました。人気の根強さが分かります。
谷川賢作さんは、お顔を見るのは初めてでしたが、Tシャツを着てて意外に若々しく(今年48歳のはず)、しかも登場するなり、ジョークを言ったり、拳を突き上げて「イェーイ」と叫んだり、結構お茶目(笑)。←
続木力さんは反対にぐっと控え目。小室さんのギターとボーカル、谷川賢作さんのピアノ、続木さんのハーモニカ…というコラボにより始まったライブは、まず映画音楽「エデンの東」からスタート。小室さん、さすがいいお声してます。2曲目は、これも懐かしい、浅川マキのヒット曲「かもめ」。
ジャズ的なアレンジの「枯葉」、童謡の「まちぼうけ」、高石友也が歌ってヒットしたフォーク「死んだ男の残したものは」など、バラエティに富んだ選曲に、楽しいトークあり、興に乗って、賢作さんのお父上、谷川俊太郎さんが作詞した「鉄腕アトム」のテーマソングまで飛び出します(おっと、「死んだ男の-」の作詞も俊太郎さんでした)。
楽しいのが、谷川さんのお子さんが小学校で使っていたとかの楽器、ピアニカの演奏で、これもなかなか聴かせてくれます。
途中、休憩を挟み、計2時間ほどのライブでしたが、終盤に差し掛かるにつれて、どんどん盛り上がり、小室さんの作曲した「出発の歌」を含め、2曲もアンコールしてくれました。
久しぶりのライブでしたが、やっぱり生はいいですね。
演奏者と聴衆とが一体となって、場を盛り上げて行く、その高揚感が何とも言えません。
また、例えばコンサートホールだと、一段高い舞台がある故の、いわゆる距離感があるのですが、こういう狭い所だと、同じ目線で、かつすぐ目の前にいるので、小室さんたちも、まるで仲間内でワイワイ騒いでいるような、リラックスしたムードで、互いに楽しめたのではないかと思います。合間には水割り片手にくつろいでおりましたし。
谷川さんの、意外なお茶目ぶり、小室さんのあたたかな雰囲気と張りのある歌声、それぞれに楽しめた一日でした。
またどこかでお会いできる日を楽しみに…。 (了)
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