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2012年1月29日 (日)

「ALWAYS 三丁目の夕日'64」

Always64 2012年・日本/ROBOT・阿部秀司事務所
配給:東宝
監督: 山崎 貴
原作: 西岸良平
脚本: 古沢良太、山崎 貴
エグゼクティブプロデューサー: 阿部秀司、奥田誠治
プロデューサー: 安藤親広、高橋望、飯沼伸之

西岸良平のコミックを原作に、昭和30年代の東京下町に暮らす人々の悲喜こもごもを描いた大ヒット・シリーズ3作目で、シリーズ初の3D作品。脚本・監督、そしてほとんどの出演者も、前2作と同じメンバーが結集した。

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2012年1月25日 (水)

「ヒミズ」

Himizu 2011年・日本/配給: ギャガ
監督:園 子温
原作:古谷 実
脚本:園 子温
アクション監督:坂口 拓
製作:依田 巽
エグゼクティブプロデューサー:小竹里美
プロデューサー:梅川治男、山崎雅史 

古谷実原作コミック「ヒミズ」を、「冷たい熱帯魚」「恋の罪」の鬼才・園子温監督が実写映画化。園監督にとっては初の原作ものである。主演の染谷将太と二階堂ふみが、共に2011年・第64回ベネチア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した。

中学三年生の住田祐一(染谷将太)は、子供に無闇に大きな夢を抱かせようとする教師たちに反発し、ごく普通に生きようと思っていた。だが、祐一の母親(渡辺真起子)が突然愛人と出奔した事から、祐一は生活の為学校を休み、家業の貸しボート屋で働かざるを得なくなる。更に別れた父親(光石研)は闇金から巨額の借金をし、祐一はその借金の取立にも悩まされる事となる。そんな祐一の元に、彼を愛する同級生の茶沢景子(二階堂ふみ)が積極的に近づいて来てボート屋を手伝おうとする。だがそこに、蒸発していた父親が戻ってきたことで、祐一の運命は大きく狂い始める…。

園子温監督作品に共通する、主人公たちの置かれた環境は、いつもデスペレートで暗い。主人公の祐一は、母は勝手に愛人を作って出て行ってしまうし、父は暴力を振るい、闇金で借金漬け。まったくどうしようもない両親である。

さらに冒頭から、3.11の東日本大震災で破壊された被災地の風景が延々と映し出される。これもまた暗い、悲惨な現実である。

だが、観ているうちに、これはいつもの園子温監督作品とは明らかに異なる要素が含まれている事に気付く。
それは、主人公を温かく見守り、励ます善意の輪の広がりである。

祐一の住む、ボート小屋の周辺には、地震で家を失い、ブルーシートの仮小屋に住んでいる人たちがいる。
彼らは、自分たちが悲惨な目にあっているのにもかかわらず、祐一たちを励まし、支援しようとしている。

震災で経営していた会社も失った夜野(渡辺哲)は、窃盗してまで金を作り、闇金に金を届けて住田家の借金を帳消しにするよう依頼する。

その際に夜野は闇金の社長・金子(でんでん)に言う。「あの子供たちには未来があるんだ。その未来を壊さないでくれ」…
これには感動した。やり方が少々荒っぽいとは言え、園子温監督作品で、他人に無私の善意を施す大人が登場するとは意外であった。

一方で、祐一の同級生である茶沢も、一途に祐一に愛を寄せる。これも、無償の献身である。

愚かでどうしようもない父を殺した祐一は、絶望にさいなまれ、悪い奴を殺して自分も死のうとするのだが、こうした周囲の善意に支えられ、次第に生きる勇気を取り戻して行く。

ラストで、自首してもう一度やり直そうと、希望に向かって走り出した祐一に茶沢は「頑張れ!住田!」と声をかけ、彼の後を走って追いかけて行く。

このラストには泣けた。ボロボロ泣いてしまった。

 
この映画が、東日本大震災を背景としているのも重要である。

この大震災を、“第2の敗戦”と呼ぶ人もいる。
冒頭を含め、何度も映し出される瓦礫の山は、焦土と化した第二次大戦の敗戦後の姿ともオーバーラップするし、原発事故による放射能の拡散は、広島・長崎の原爆投下とも重なって見える。
そう思えば冒頭近くの、学校の教師が空虚な言葉で生徒たちに語りかける姿は、戦時中は子供たちを「お国の為に」と称して戦地に追いやり、戦後は手のひらを反して民主化を唱え出した無節操な教師たちを連想させる。

戦争を引き起こしたのも、園監督作品に常に登場する、現実に起きた救いようのない陰惨な事件を引き起こすのも大人である。子供を虐待するのも大人である親たちである。

そうした大人たちの醜い現実があっても、それでも子供たちには未来への希望を失わないで欲しい。…そうした、祈りにも似た願望が、本作には満ち溢れている。

それは、震災に打ちひしがれ、はたまた放射能汚染でいつ故郷に帰れるか分からない現状に絶望する人たちに、“希望を失わないで、頑張って”と呼びかける励ましの声でもあるのだろう。

 
主演の染谷将太と二階堂ふみが素晴らしい。迷いながらも必死で出口を模索する祐一役の染谷将太、高いテンションを持続したまま、元気いっぱい、最後まで祐一を引っ張って行く茶沢役の二階堂ふみ、共に快演である。ヴェネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞受賞も納得である。
そうした熱演を引き出した、いつもながらの園監督のパワフルな演出も見事である。

 
またよく見れば、この映画には、これまでの園作品に登場したテーマや名シーンがいくつか再現されている。

親に反撥し迷走する少年と、彼を愛する少女の一途な思いは「愛のむきだし」にも登場したし、若者たちが最後、明日に向かって走り出すシーンも同作や、それ以前の園作品にもしばしば登場している。

窪塚洋介扮するスリが、目にも止らぬ早業でスリ取るシーンは、「愛のむきだし」のユウが早業でほとんど気付かれずに盗撮するシーンを思わせる。

また、父親殺しは、「冷たい熱帯魚」の隠れたテーマでもある。

出演者も、これまでの園監督作品に登場した俳優たちがこぞって参加している。

そうした点からも、本作は園子温作品の集大成的な作品であると言える。

だが、これまでは人間の底知れぬ心の闇を暴き出す、言ってみれば性悪説的な観点が主流を占めていたのが、本作では善意に満ちた人々が登場したり、未来への希望が垣間見えたりと、その作品世界は大きな広がりを見せている。

主人公たちのみならず、園子温監督自身もまた、新しい世界に向けて走り出したのかも知れない。その点でも感動した。是非多くの人に見て欲しい。傑作である。       (採点=★★★★★

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2012年1月20日 (金)

「ロボジー」

Roboji2011年・日本/アルタミラ・ピクチャーズ = 配給:東宝
監督:矢口史靖
脚本:矢口史靖
脚本協力:矢口純子
製作:亀山千広、新坂純一、寺田篤
エグゼクティブプロデューサー:桝井省志
企画:石原隆、市川南、阿比留一彦、小形雄二
撮影:柳島克己

「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の矢口史靖監督がロボットを題材に描くコメディ・ドラマ。ミッキー・カーチスが五十嵐信次郎の名義で主演している。

弱小家電メーカー・木村電器で働く小林(濱田岳)、太田(川合正悟)、長井(川島潤哉)の3人は、社長命令で二足歩行のロボット“ニュー潮風”を開発していたが、発表直前にロボットが勝手に動き出し、転落大破してしまう。切羽詰った3人はロボットの中に人間が入ってもらう事にし、公募で選ばれたのが一人暮らしの頑固老人・鈴木(五十嵐信次郎)。しかし発表会では鈴木老人が勝手に行動したあげく、女子大生の佐々木葉子(吉高由里子)を助けてしまったことから、事態は思わぬ方向に…。

いやあ、これは面白い! コメディを撮らせては、今や我が国第一人者の矢口史靖監督だが、本作ではさらに語り口が洗練され、お正月の初笑いにふさわしい、楽しいコメディの快作に仕上がっている。

 
矢口コメディと言えば、“まったく方向性の違う2つの要素を掛け合わせて、そこから生じる化学反応が笑いを生む”作品が多い。

「ウォーターボーイズ」では、あでやかなシンクロナイズド・スイミングと、ムサ苦しい男子高校生という掛け合わせ、「スウィングガールズ」では、キャピキャピの女子高生と、レトロなジャズ、といった具合に、およそ片方からではとても連想不可能な題材を組み合わせ、それで楽しくて感動させる秀作を完成させている。

本作も、ハイテク工学の粋、ロボットと、偏屈な老人という、これまた普通の感覚では思いつかない組み合わせが見事に成功している。ロボットの中に人が入る、という所までは思いついたとしても、70歳を越えた老人を入れる、という発想を思いつく所が矢口監督の非凡な才であろう。
前作「ハッピーフライト」がいま一つ面白くなかったのは、そうした掛け合わせの妙がなかったからだろう。

しかも本作が見事なのは、着想の秀逸さもさりながら、最後の結末も絶妙である。悪く言えば嘘をついて騙しているわけだから、この話、いったいどうやってオチをつけるのか、と思っていたら、予想もつかない最良のエンディングに唸った。しかも二段構えだ。さすがである。

何度も出して恐縮だが、松本人志の監督作品「大日本人」「しんぼる」が決定的にダメなのは、最初の着想はまあまあ面白いのだけれど、どうやって終らせるかというオチまでは思いつかず、風呂敷を広げたままで終ってしまっている点である。

物語は、出だしの発想よりも、いい結末を考える方がずっと難しい。最後が見事に決まった作品は大抵面白いのである。オリジナル脚本を書いた矢口監督、相当知恵を絞ったのではないか(インタビューによると、悩みに悩んで何度も書き直したのだそうだ)。
もっとも、聞く所によると、“脚本協力”とクレジットされている奥様(矢口純子)も、いろいろアイデアを出したそうである。

(以下ネタバレあり。一部隠します)

作劇的に素晴らしいのは、周到な伏線の張り方である。さりげないように見えたネタが、きちんと後の伏線になっていて、ほとんどムダがない。

うっかり顔のマスクを上げてしまい、バレる、とハラハラしたら、[コスプレの一団が通りかかり、その中に本物そっくりのニュー潮風が混じっていて、鈴木老人もコスプレと思われて窮地を脱するくだりがある]のだが、これがギャグに終らず、ラストの伏線にもなっているのが見事。

冒頭のロボット転落破壊シーンも、[終盤のオチにうまく活用されているし、さらにエンディングでもう一度ギャグに使われる]のも秀逸。いわゆる反復ネタである。
この冒頭で、転落したロボットの上に、ダメ出しでPCが落ち、がゴロンと転がるシーンは、「これで俺たち、クビだな」という彼らの内心の暗喩にもなっているのがまたうまい。

笑いのネタもいっぱい詰まっているけれど、単なるドタバタコメディには終っていない。
偏屈な老人は、他人と触れ合う事によって、心が解きほぐされ、家族との心の絆を取り戻して行くし、またダラしないロボット開発3人組も、葉子たち大学生が真摯にロボットの研究をしている姿に心打たれ、自分たちも本気でロボット作りを研究する姿勢を見せて行く。その研究成果を見た葉子もまた彼らに触発され、ロボットオタクを脱皮し、本格的にロボット研究に勤しみ、木村電器に入社する道を選ぶのである。

これは、それぞれに欠陥を抱えていた人たちの、人間的成長の物語にもなっているのである。
だから観客も、最初はいいかげんな3人組をいぶかしく思いながらも、最後には応援する気持ちに変わって行くのである。

また一方で、さりげなく社会問題に切り込んでいる点も見逃せない。高齢化社会で、独居老人が増えている現状や、モラル欠如が目立つ企業のあり方への批判も込められているようだ。

一時話題になった、産地偽装やら、最近では財テクに失敗した大手光学メーカーがそれを隠す為策を弄したり、さらにはしょっちゅう原発事故を起しながらもそれらを隠蔽し、安全神話をばらまいて来た電力会社が大震災でボロを出したように、企業が実態を隠し、騙して来たケースは無数にある。テレビ局だって、ヤラセや嘘は日常茶飯事である。

そういう風潮があるから、彼らがやった偽装も、ひょっとしたら実際にやっているメーカーがあるかも知れないなと、つい思わせてしまうものがある。
もっとも、そうした企業犯罪に比べれば、彼ら3人組がやった事は犯罪でもなく、誰かに迷惑をかけたわけでもない。むしろ子供やロボット・ファンに夢を与えた点では微笑ましいものであるとすら言えるだろう。

自動車のオートメ工場で、ニュー潮風がクレーンロボットに振り回されるシーンは、チャップリンの「モダン・タイムス」のオマージュかも知れない。チャップリンがオートメーションのベルトコンベアと悪戦苦闘したり、自動食事マシンが暴走し、振り回されるシーンなどがたちどころに思い浮かぶ。

また太田が手に書いたカンペが、うっかり汗を拭いた為に消えてしまうシーンも、「モダン・タイムス」の終盤、カフスに書いたカンペをチャップリンが飛ばしてしまい、立ち往生してしまうシーンへのオマージュだろう。

「モダン・タイムス」でチャップリンが痛烈に風刺したテーマ…ハイテク・メカに振り回されてて、人間って楽しいのだろうか。もっとのんびり、ローテクで行こうよ…という訴えは、70年以上の時を超えて誕生した本作でも、そのまま通用している。改めてチャップリンの偉大さを思い知る。

ロボット開発3人組の風体が面白い。見事にチビ、デブ、ノッポである。名前からして、林(チビ)、田(デブ)、井(ノッポ)と、名は体を表しているのが笑える。
私の世代であれば、ノッポ、チビ、デブのトリオ、と聞いたら、1960年代にテレビで大ヒットした「てなもんや三度笠」におけるレギュラー出演者、あんかけの時次郎(藤田まこと)、珍念(白木みのる)、駒下駄茂兵衛(香山武彦)のトリオを思い出す。この3人も見事に順にノッポ、チビ、デブであった。
那須正幹原作の、息の長い児童文学シリーズ「ズッコケ三人組」の3人組もチビ、デブ、ノッポである。本作の3人も、まさに見事なズッコケ3人組ぶりであった。
矢口監督は、チャップリンも含め、いろんなコメディを相当研究したのかも知れない。

 

Mickeykurtys

鈴木老人を演じた五十嵐信次郎=ミッキー・カーチスにも言及しておこう。若い人の中にはもう知らない方がいるかも知れないが、我々世代にとっては忘れられないスーパースターである。昭和30年代、平尾昌晃、山下敬二郎(昨年死去)と並んで、ロカビリー・ブームの頂点にいた人で、今も現役のロッカーである。
また俳優としても、加藤泰監督の「真田風雲録」(1963)で、真田十勇士の一人だが、何故かギターをかき鳴らして登場する由利鎌之助役を怪演。岡本喜八作品では「暗黒街」シリーズや「独立愚連隊」シリーズ等、岡本作品には欠かせぬバイ・プレーヤーだった。
昨年も映画「日輪の遺産」で、GHQ通訳だった男の現在の姿で出演していたが、役名がイガラシ中尉!本作での芸名・五十嵐信次郎はここから来ているのかも知れない。

ラストのオチが秀逸。[今度は葉子が増えて、お願いにやって来た彼らに、鈴木老人が、ニコッと微笑む所で終る]。この後どうなるかは、観客の想像にまかせる、まるでヨーロッパ製コメディ映画のような、シャレたエンディングである。お見事。

矢口監督のコメディ・センスはますます磨きがかかって来た。次作も楽しみである。     (採点=★★★★☆

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2012年1月 3日 (火)

2011年度・日本インターネット映画大賞 外国映画部門 投票

外国映画部門にも投票いたします。

[作品賞投票ルール(抄)]

 ・選出作品は5本以上10本まで
 ・持ち点合計は30点
 ・1作品に投票できる最大は10点まで

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『 外国映画用投票フォーマット 』

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「アジョシ       」   5点
  「英国王のスピーチ 」   5点
  「ブラック・スワン   」   5点
  「ヒア・アフター    」   3点
  「トゥルー・グリット  」   3点
  「わたしを離さないで」   2点
  「塔の上のラプンツェル」  2点
  「リアル・スティール 」   2点
  「宇宙人ポール   」   2点
  「ミッション:8ミニッツ」   1点
【コメント】
 韓国バイオレンス映画の勢いは止りませんね。あと「わたしを離さないで」を含め、異色のSF映画が揃ったのも昨年の特徴ですね。

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【監督賞】              作品名
   [ダーレン・アロノフスキー] (「ブラック・スワン」)
【コメント】めくるめく映像のマジック。これぞ演出力です。

【主演男優賞】
   [コリン・ファース   ] (「英国王のスピーチ」)
【コメント】まあ順当な所でしょう。

【主演女優賞】
   [ナタリー・ポートマン ] (「ブラック・スワン」)
【コメント】こちらも、他に候補が見当たりませんものね。

【助演男優賞】
   [ジェフリー・ラッシュ ] (「英国王のスピーチ」)
【コメント】これまた本命。うま過ぎますねぇ。

【助演女優賞】
   [バーバラ・ハーシー  ] (「ブラック・スワン」)
【コメント】個人的に、とても懐かしい名前です。いい歳の取り方してます。

【ニューフェイスブレイク賞】
   [ヘイリー・スタインフェルド] (「トゥルー・グリット」)
【コメント】映画初出演なのに、堂々ジェフ・ブリッジスらと渡り合ってる。凄い。

【音楽賞】
  「ヒア・アフター   」
【コメント】いつもながら、イーストウッドの作曲したシンプルなメロディが耳に残ります。

【ブーイングムービー賞】
  「シャンハイ     」
【コメント】豪華国際スターの勢揃いに期待したのに、中味がメロメロ。

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【勝手に○×賞】
   [最優秀猿技賞  ] (「猿の惑星・創世記(ジェネシス)」)
  「アンディ・サーキス   」
【コメント】モーション・キャプチャーで猿になりきった名演(猿?)技に対して。

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2011年度・日本インターネット映画大賞 日本映画部門 投票

今年もお誘いが来てるので、「日本インターネット映画大賞」に投票いたします。

[作品賞投票ルール(抄)]

 ・選出作品は5本以上10本まで
 ・持ち点合計は30点
 ・1作品に投票できる最大は10点まで

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『 日本映画用投票フォーマット 』

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「八日目の蝉      」   6点
  「冷たい熱帯魚     」   6点
  「大鹿村騒動記     」   3点
  「ダンシング・チャップリン」  3点
  「恋の罪         」   3点
  「海炭市叙景      」   2点
  「探偵はBARにいる  」   2点
  「マイ・バック・ページ 」   2点
  「僕たちは世界を変えることができない。」  2点
  「カリーナの林檎~チェルノブイリの森」   1点
【コメント】
 上位2本はダントツ。大震災でどうなる事かと思ったけれど、振り返ってみれば、重い犯罪映画あり、タイムリーな社会派作品あり、笑いあり、爽やかな作品あり、とバラエティに富んだ力作が揃いました。若手監督の台頭も嬉しい事です。

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【監督賞】              作品名
   [園 子温       ] (「冷たい熱帯魚」「恋の罪」)
【コメント】「愛のむきだし」に続き、ホームラン連打。今年も「ヒミズ」が期待大です。

【主演男優賞】
   [原田芳雄       ] (「大鹿村騒動記」)
【コメント】惜しい名優を亡くしました。合掌。

【主演女優賞】
   [永作博美       ] (「八日目の蝉」)
【コメント】犯罪者役なのに、いつしか同情し応援したくなる、素晴らしい名演技です。

【助演男優賞】
   [でんでん       ] (「冷たい熱帯魚」)
【コメント】こちらも凶悪な犯罪者なのに、憎めないのですね。

【助演女優賞】
   [富樫 真       ] (「恋の罪」)
【コメント】神楽坂惠とどっちを選ぼうか最後まで迷いました。

【ニューフェイスブレイク賞】
   [松坂桃李       ] (「僕たちは世界を変えることができない。」)
【コメント】「八日目の蝉」の子役、渡邉このみちゃんも考えたけど、いくらなんでも4歳ではね。

【音楽賞】
  「ダンシング・チャップリン」
【コメント】チャップリン作曲音楽や、バッハ等、音楽を聴いてるだけでも心がなごみます。

【ブーイングムービー賞】
  「セカンド・バージン」
【コメント】テレビを見ていない人を完全に置いてきぼり。金取って見せるもんじゃないでしょ。

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【勝手に○×賞】
   [兄貴も負けてないで賞 ] (「スマグラー おまえの未来を運べ」)
  「高嶋政宏 」
【コメント】「探偵はBARにいる」で高嶋政伸の怪演に驚いたら、兄貴がさらにぶっ飛んだ怪演。参りました。

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2012年1月 2日 (月)

2011年度・ベスト20 ワースト10発表

 

  本年もよろしくお願いいたします。

 

さて、私の昨年度ベスト20を発表いたします。例年通り、HPに掲載しているのと同じ要領で、邦・洋混成のベスト20です。

8thdays1位 八日目の蝉
 昨年のベストワン「悪人」に続いて、またも本年度のマイ・ベストワンは“逃避行を続ける犯罪者が主人公”の作品になりました。過去と現在を巧みに往還した奥寺佐渡子さんの脚本、成島出監督の丁寧な演出、小豆島の美しい自然を捕えたカメラ、永作博美の母親になり切った渾身の演技、どれも完璧です。

2位 冷たい熱帯魚
 温和な顔の下に潜む人間の狂気を見事に体現したでんでんの演技が出色。園子温監督の力で押し切る演出にも圧倒されました。園監督は、もはや日本映画の枠を超えた高みに達した感があります。どこまで昇り詰めるか、とことん付き合わせていただきます。

3位 アジョシ
 またまた韓国映画界から、強烈な個性を持った新人監督の登場です。ただのバイオレンスだけでなく、人間同士の心の交流もきちんと描いている点も見事です。それにしても、次々とパワフルな演出力を持った新人監督が登場する韓国映画界を見ていると、日本映画は大丈夫かな、と不安になってしまいます。

4位 英国王のスピーチ
 コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュの演技合戦も楽しいけれど、ジョージ6世が難局において、ブレることなく国を率いて行こうと決意するるラストは、今の日本の状況を眺むるに多いに考えさせられます。それを差引いても、エンタティンメントとしても、人間ドラマとしても、完璧な出来の傑作ですね。

5位 大鹿村騒動記
 今の時代に珍しい、人間群像喜劇の秀作。こういう楽しい映画がもっと作られるべきですね。多くの映画で私たちを楽しませてくれた原田芳雄さん、安らかに…。

6位 ブラック・スワン
 ナタリー・ポートマンが素晴らしい。アロノフスキー演出はどんどん凄くなって来ています。

7位 ダンシング・チャップリン
 チャップリン大好きの私としては、点が甘くなってしまいます。ルイジ・ボニーノのダンスはもはや重要無形文化財ですね。手元において何度も繰り返し見たくなる作品です。

8位 恋の罪
 園子温監督作品がもう1本。1年に2本も、こんなヘヴィな作品が作れる、そのエネルギッシュなパワーにはひたすら平伏。

9位 ヒア・アフター
 80歳を超えても、常に新しいジャンルに挑戦し、軽々水準作を作ってしまうクリント・イーストウッド監督、やはり凄い。正月の新作も楽しみです。

10位 トゥルー・グリット
 コーエン兄弟もまた、新しいジャンルに挑戦し続ける異才ですね。オリジナルも好きですが、本作はそれを超えましたね。賛美歌「主の御手に頼る日は」がいつまでも耳に残ります。

11位 海炭市叙景
 熊切和嘉監督は、本作で見事一流監督の仲間入りを果たしましたね。厳しく、優しく人間の営みを見守る視線に泣かされました。今の時代に、作られるべくして作られた秀作です。

12位 わたしを離さないで
 批評にも書きましたが、東北大震災を経過した今の時代に、原作者が打ち出そうとしたテーマを、今一度じっくり見直す必要がありそうです。奥は深いと思います。

13位 探偵はBARにいる
 こちらは楽しい探偵映画の快作。大泉洋を、初めていい役者だと思いました(笑)。「カリオストロの城」を意識した橋本一演出も快調。パート2も楽しみです。

14位 塔の上のラプンツェル
 この所ディズニー・アニメが好調です。テンポ、ギャグ、笑い、そして感動、と、まさにこれぞディズニー・アニメ。製作総指揮を担当したジョン・ラセターの功績は大ですね。ランタンが宙に舞うシーンの美しさは筆舌に尽くしがたい。

15位 リアル・スティール
 スピルバーグ率いるドリームワークス作品ですが、配給はこちらもディズニー。父と子のが次第に回復すると同時に、失った栄光と夢を取り戻して行くプロセスが丁寧に描かれた、SFでありながらも古典的な王道物語になっているのがいいですね。期せずして昨年の漢字“絆”を象徴する秀作です。

16位 マイ・バック・ページ
 1970年代の、反体制運動が瓦解して行った時代の空気をきちんと捉えた力作です。原作の不足点を絶妙に補った向井康介の脚本の見事さが光ります。

17位 宇宙人ポール
 イギリス人の目から、アメリカをシニカルに辛辣に描きつつも、見事なスピルバーグ・オマージュ作品になっているのが秀逸。ユルいコメディなのに、最後は泣けます。ある意味スゴい作品です。

18位 ミッション:8ミニッツ
 こちらもイギリス出身のダンカン・ジョーンズ監督の、SFであり、時間サスペンスであり、かつ奇跡のファンタジー的味わいも併せ持つ、不思議な魅力を持った作品です。

19位 僕たちは世界を変えることができない。But, We wanna build a school in Cambodia
 ボランティア活動を通して、主人公が世界を知り、世の中の不条理を知り、また自分自身をも見つめ直し、人間的に成長して行く、爽やかな味わいの力作です。深作健太監督もまた本作を体験して、大きく成長した事でしょう。深作監督が今後どのような映画作りをして行くのか、その先にも大いに興味が湧いて来ます。

20位 カリーナの林檎~チェルノブイリの森
 題名からも想像されるように、チェルノブイリ原発事故をテーマにした作品。今関あきよし監督が、「少女カリーナに捧ぐ」として2004年に一度完成させたものの、自身のトラブル等で公開の目処が立たずにいた作品を再編集し、ようやく2011年に劇場公開となったものですが、期せずして福島原発事故が起き、タイムリーな作品になってしまいました。
映画の前半では、のどかな田舎の村で少女カリーナがおばあさんと暮らす、平和な日常が描かれるのですが、実はその地域は原発周辺の居住禁止区域に近い事が分かって来ます。母も被曝して倒れ、原発を憎むカリーナは最後に一人、まるでナウシカのように、チェルノブイリの森の中に入って行きます…。原発事故が、いかに人間の幸福を、子供の未来を奪って行くか、という重いテーマを、声高にでなく、少女のあどけない日常生活を淡々と描く事によって静かに訴える演出が見事に成功しています。最後は涙が止りませんでした。是非多くの人に見てもらいたいと思います。

 

…さて、以上がベスト20ですが、例によってまだまだ入れたい作品が目白押しですので、もう10本、ベスト30まで紹介しておきます。

21位 1枚のハガキ   もっと上位にしたかったけれど。「裸の島」オマージュは余計でした。
22位 ツリー・オブ・ライフ  愛着ある作品ですけど、洩れてしまいました。
23位 マネーボール
24位 この愛のために撃て
25位 ゴーストライター
26位 猿の惑星:創世記(ジェネシス)
27位 エッセンシャル・キリング
28位 スマグラー おまえの未来を運べ
29位 イリュージョニスト
30位 サンザシの樹の下で

・・・・・・・・・・・・・・

さてお次は、恒例となった、楽しいおバカB級映画を集めた、「愛すべきB級映画大賞」ベストテンです。久しぶりに10本が集まりました。

1位 ムカデ人間
2位 宇宙人ポール
3位 スーパー!
4位 ピラニア 3D
5位 ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える
6位 大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇
7位 電人ザボーガー
8位 スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団
9位 アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
10位 ガリバー旅行記

栄えある1位は、「ムカデ人間」に決定。まさしく究極のバカ映画! 続編も待機しているようで、これも楽しみ。2位はベスト20に入れたほどの傑作ですが、でもこっちにも入れたくなっちゃう愛すべき作品です。3、4位も文句なし。5位は昨年度のここでのベストワンの続編。インパクトは薄れたけど、やっぱり楽しい。

・・・・・・・・・・・・・

最後に、こちらは腹が立つ駄作群「ワーストテン」の発表です。

1位 セカンド・バージン  全然物語が進展しない。これでも映画か!!
2位 ランウェイ☆ビート  詳しくは作品評参照。
3位 さや侍         
前2作よりはマシだけど、グダグダ感は相変わらず。
4位 源氏物語 千年の謎  
10年前のワースト「千年の恋/ひかる源氏物語」と同じ事やってるよ。
5位 こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE ~勝どき橋を封鎖せよ!~  中途半端。もっとギャグと笑いを入れろよ。
6位 シャンハイ   
期待したのに、退屈で眠くなった。
7位 一命       これも作品評参照。橋本忍脚本の凄さを実感。
8位 トランスフォーマー ダークサイド・ムーン 
そろそろハナについて来た。
9位 GANTZ PERFECT ANSWER  1作目はまあまあだったのに…。アンサーになってないでしょ。
10位 アントキノイノチ   
 いい題材なのに生かしきれてない。ダジャレみたいな題名も減点。
次点 スカイライン-征服-  で、結局何を描きたかった?

詳しくは、HPの方で書きます。(注)

てことで、今年もよろしくお願いいたします。 m(_ _)m

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(注)
(1月7日付記)
HPにベスト20、ワーストテンの詳細をアップしました。


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2012年度・鑑賞作品一覧

2012年度鑑賞の新作映画のタイトルと、採点です。 (随時追加)
タイトルをクリックすれば、リンク先に飛びます。リンクがないものは未掲載です。

  タイトル 採点
1月 無言歌 ★★★★☆
哀しき獣 ★★★★☆
永遠の僕たち ★★★☆
灼熱の魂 ★★★★
ヒミズ ★★★★★
ロボジー ★★★★☆
マイウェイ 12,000キロの真実 ★★★★
ALWAYS 三丁目の夕日'64 (3D) ★★★★☆
サラの鍵 ★★★★☆
月光ノ仮面 ★★☆
J・エドガー ★★★★☆
2月 ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 ★★★
ルルドの泉で ★★★★
しあわせのパン ★★★★
ペントハウス ★★★
麒麟の翼~劇場版・新参者~ ★★★☆
東京プレイボーイクラブ ★★★☆
キツツキと雨 ★★★★☆
ドラゴン・タトゥーの女 ★★★★☆
TIME タイム ★★★
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い ★★★★
メランコリア ★★★★☆
サウダーヂ ★★★★
生きてるものはいないのか ★★★
Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち ★★★★☆
人生はビギナーズ ★★★★
ヒューゴの不思議な発明 (3D) ★★★★☆
戦火の馬 ★★★★★
顔のないスパイ ★★★☆
アニマル・キングダム ★★★★
おとなのけんか ★★★★
風にそよぐ草 ★★★★
逆転裁判 ★★★
おかえり、はやぶさ  (3D) ★☆
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 ★★★★
長ぐつをはいた猫   (3D) ★★★☆
ポエトリー アグネスの詩 ★★★★
シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム ★★★☆
トロール・ハンター ★★★★
僕達急行 A列車で行こう ★★★☆
青い塩 ★★★☆
4月 マリリン 7日間の恋 ★★★★
ドライヴ ★★★★☆
スーパー・チューズデー 正義を売った日 ★★★★
ヘルプ~心がつなぐストーリー ★★★★☆
アーティスト ★★★★★
311 ★★★☆
KOTOKO ★★★☆
バトルシップ ★★★★
ジョン・カーター ★★
別離 ★★★★☆
ゾンビアス ★★★
裏切りのサーカス ★★★☆
ももへの手紙 ★★★★★
コーマン帝国 ★★★★
キリング・フィールズ 失踪地帯 ★★★
HOME 愛しの座敷わらし ★★★★
わが母の記 ★★★★☆
少年と自転車 ★★★★☆
ルート・アイリッシュ ★★★★
タイタンの逆襲 ★★☆
宇宙兄弟 ★★★☆
捜査官X ★★★★
自由学校(松竹)  (1951) ★★★★☆
ル・アーブルの靴みがき ★★★★☆
ロボット ★★★★
ポテチ ★★★★
SR サイタマノラッパー3 ロードサイドの逃亡者 ★★★★☆
王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件 ★★★☆
ザ・マペッツ ★★★
ファミリー・ツリー ★★★★
ダーク・シャドウ ★★★☆
メン・イン・ブラック3 ★★★★
吹けよ春風 (1953・谷口千吉監督) ★★★★
ミッドナイト・イン・パリ ★★★★☆
さあ帰ろう、ペダルをこいで ★★★★☆
6月 ミッシングID ★★★☆
青いソラ白い雲 ★★★★
11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち ★★★★
外事警察 その男に騙されるな ★★
私が、生きる肌 ★★★★
幸せへのキセキ ★★★☆
シグナル 月曜日のルカ ★★★☆
BLOOD-C The Last Dark ★★★
テルマエ・ロマエ ★★☆
ハングリー・ラビット ★★★☆
スノー・ホワイト
愛と誠 ★★★★
ベルフラワー ★★★★
キリマンジャロの雪 ★★★★☆
図書館戦争 革命のつばさ ★★★★
7月 臨場 劇場版 ★★☆
アタック・ザ・ブロック ★★★
アメイジング・スパイダーマン (3D) ★★★☆
この空の花 長岡花火物語 ★★★★
崖っぷちの男 ★★★★
さらば復讐の狼たちよ ★★★☆
グスコーブドリの伝記 ★★★
夜のとばりの物語 (2D) ★★★★
ヘルタースケルター ★★★
きっと ここが帰る場所 ★★★
苦役列車 ★★★★☆
おおかみこどもの雨と雪 ★★★★★
婚約指環(エンゲージ・リング) (1950) ★★★★
メリダとおそろしの森 ★★☆
ローマ法王の休日 ★★★★
ムカデ人間2 ★★★★
ダークナイト・ライジング ★★★★☆
8月 少年は残酷な弓を射る ★★★☆
マダガスカル3 (3D) ★★★★
女   (1948・木下恵介監督) ★★★★
BRAVE HEARTS 海猿 ★★★★
ぼくたちのムッシュ・ラザール ★★★★
The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 ★★★☆
トータル・リコール (2012) ★★★★
破戒  (1947・木下恵介監督) ★★★★☆
アベンジャーズ ★★★☆
トガニ 幼き瞳の告発 ★★★★☆
かぞくのくに ★★★★☆
桐島、部活やめるってよ ★★★★☆
ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳 ★★★★
遊星からの物体X ファースト・コンタクト ★★★★
あなたへ ★★★★☆
先生を流産させる会 ★★★☆
死刑弁護人 ★★★★
「わたし」の人生 わが命のタンゴ ★★☆
プロメテウス ★★★★
9月 最強のふたり ★★★★☆
映画 ひみつのアッコちゃん ×
I’M FLASH! ★★★
踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 ★★★
夢売るふたり ★★★★
ディクテーター 身元不明でニューヨーク ★★
るろうに剣心 ★★★★☆
デンジャラス・ラン ★★★☆
鍵泥棒のメソッド ★★★★☆
ヴァンパイア ★★☆
白雪姫と鏡の女王 ★★★★
ロック・オブ・エイジズ ★★★
ハーバークライシス 湾岸危機 Black & White Episode 1 ★★★★
TIGER & BUNNY The Beginning ★★★
或る夜の殿様  (1946・衣笠貞之助監督) ★★★★☆
天地明察 ★★★
そして友よ、静かに死ね ★★★★
10月 ボーン・レガシー ★★
ハンガー・ゲーム ★★★
エージェント・マロリー ★★☆
ツナグ ★★★☆
アウトレイジ ビヨンド ★★★★
アイアン・スカイ ★★★★
モンスター・ホテル ★★★
BUNGO ~ささやかな欲望 告白する紳士たち ★★★★
推理作家ポー 最期の5日間 ★★★
SAFE/セイフ ★★★☆
人生、いろどり ★★★
希望の国 ★★★★☆
キック・オーバー ★★★☆
エクスペンダブルズ2 ★★★☆
終の信託 ★★★★☆
シャドー・チェイサー ★★
アルゴ ★★★★☆
11月 桃さんのしあわせ ★★★★
これは映画ではない ★★★☆
黄金を抱いて翔べ ★★★
北のカナリアたち ★☆
のぼうの城 ★★★★
危険なメソッド ★★★★
声をかくす人 ★★★★☆
悪の教典 ★★★★
シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語 ★★★★☆
リンカーン/秘密の書 ★★★☆
みんなで一緒に暮らしたら ★★★★
映画と恋とウディ・アレン ★★★★
その夜の侍 ★★★★☆
人生の特等席 ★★★★☆
ドリームハウス ★★★★
ロック・アウト ★★★☆
12月 カラスの親指 ★★☆
007/スカイフォール ★★★★☆
フタバから遠く離れて ★★★★
恋のロンドン狂騒曲 ★★★★
砂漠でサーモン・フィッシング ★★★☆
ふがいない僕は空を見た ★★★☆
ミロクローゼ ★★★★
菖蒲 ★★★☆
フランケンウィニー ★★★★☆
ホビット 思いがけない冒険 ★★★★
グッモー・エビアン! ★★☆
レ・ミゼラブル ★★★★☆
シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ ★★★★

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