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2012年7月28日 (土)

「おおかみこどもの雨と雪」

Ookamikodomo

2012年・日本/制作:スタジオ地図
配給:東宝
監督:細田守
原作:細田守
脚本:奥寺佐渡子、細田守
キャラクターデザイン:貞本義行
作画監督:山下高明
美術監督:大野広司
エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治
プロデューサー:齋藤優一郎、伊藤卓哉、渡邊隆史
アソシエイトプロデューサー:川村元気、村上泉

「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督が、自ら原作も書き、監督した、母と子の13年間の物語を描く、心温まるファンタジー長編アニメーション。脚本は前記2本、そして昨年度映画賞を総ナメにした「八日目の蝉」の奥寺佐渡子。

女子大生の花(宮崎あおい)は、大学で同じ講義を聴く一人の男に恋をする。だがその彼(大沢たかお)は“おおかみおとこ”だった。それを知っても花の気持ちは変わらず、やがて二人の間に姉の“雪”と弟の“雨”が生まれる。雪と雨は、感情が高ぶるとおおかみになる“おおかみこども”であり、花は細心の注意を払いながら、都会の片隅でひっそりと、しかし幸せに暮らしていた。そんなある日、父親の“おおかみおとこ”は突然この世を去ってしまう。残された花は、一人で子供たちを育てる決意を固め、雪と雨を連れて都会を離れ、豊かな自然に囲まれた山あいの村へと移り住む。大自然の中でのびのびと育って行く雪と雨。だが成長した子供たちにはやがて、自らの運命を背負い、重大な選択をする時がやって来る…。

“狼人間”という、これまではホラーの題材として扱われて来たモチーフを、なんと“子育てに頑張る母と、成長して行く子供たちの、家族の物語”として作り上げている。いつもながら細田監督は目の付け所がユニークである。

 
(以下ネタバレあり、注意)

細田監督の前2作は、筒井康隆のジュブナイルSFをスピンオフさせ、タイムリープを小道具に、一人の女の子の恋に悩む姿を描いた「時をかける少女」、田舎ののどかな風景をバックに、電脳空間の戦いを描いた「サマーウォーズ」と、いずれもSF、ハイテクノロジーという非日常と、きめ細かな生活描写という日常とが違和感なく溶け合っている独自の世界を構築して来た。

本作でも、その流れは踏襲されている。即ち、非日常的な狼人間という題材と、日常的な母と子の物語、の融合である。

しかも、子供が生れてから、乳を飲ませ、赤ん坊から幼児、小学生、そしてやがて恋をし、運命と立ち向かい、自分の進むべき道を見つけ、子供が親離れするまでに至る、13年間にも亙る、母と子の生きて来た人生が描かれるのである。

この子育てを中心とした日常生活描写が素晴らしい。自らも子供を産んで育てたという経験のある奥寺佐渡子さんならではの脚本である。

考えれば、奥寺さんの前作「八日目の蝉」でも、奪って来た子供にミルクを飲ませ、夜泣きに苦労する等の“子育て”のプロセス、そしてやって来る別れ、が丁寧に描かれていた。

やがて反抗期を迎え、雪と雨が激しく取っ組み合って喧嘩するシーンもあるし、頑固でつっけんどんだけど本心は優しい老人も含めた田舎の人々との交流や、雪の同級生の男の子・草平(平岡拓真)との淡い恋、雨の、自分の生き方を模索する日々等、母親と子供たちの悩みつつも成長して行く姿が、実に丹念に描かれている。

“おおかみ人間”の部分がなかったら、これは、ある家族の生きて来た長い道のりを淡々と描いた、昔の松竹映画(例えば木下恵介監督作品)のような世界である。

ラストシークェンス、台風がやって来た時に、雨が家を出て行ってしまい、花が雨を探しに森に向かった為に、雪の迎えに行けなくなり、やはり親が来なかった草平共々夜の校舎に取り残され、そこで雪が草平に自分の秘密を打ち明けるシーンは本作の白眉である。

ここでは、雪が、父がたどったのと同じように、おおかみ人間である事を受け入れてくれる異性と共に、人間として生きる道を選び、一方では雨が森の守護神として、おおかみとして生きる道を選ぶ、二人の決意が同時に鮮明となる。
…それは共に、親の元を巣立って行く儀式でもあるわけなのだ。

よく考えれば、雨がよりによって、何も母が雪を迎えに行く嵐の時に、黙って家を出る事もないだろうとか、草平の母が迎えに来ない理由も不得要領だとか、突っ込めない事もないのだが、ここは草平と雪が二人きりになるシチュエーション作りと、クライマックスから一気にエンディングに持って行く作品的ダイナミズムを優先したが故なのだろうと解釈したい。

 
台風で、子供たちが学校に取り残される展開は、映画ファンならすぐに、故・相米慎二監督の代表作、「台風クラブ」を思い起こすだろう。そう言えば、奥寺佐渡子さんの脚本家デビュー作は、相米監督の「お引越し」(93)であった。

その「お引越し」のラストにも、主人公の少女(田畑智子)が親と離れ、一人で森の中を彷徨うシーンがある。
本作は、恩師でもある相米監督への、奥寺さんなりのオマージュなのかも知れない。

 
映像的には、冒頭の風に揺れる花や、雨、雪、滝の水といった自然描写が、実写と比べても遜色ない程に、実にリアルである。

そうした自然描写や、花の農耕生活を丁寧に描く事で、人間は自然に育まれ、自然と共存しながら生きている存在なのだという点が強調され、雨が自然の中で生きて行く道を選ぶという決断にも十分納得が出来るのである。
家族の名前が、“花”、“雪”、“雨”という、自然の風物から取られているのもその為だろう。

 
今年は既に前半に、「ももへの手紙」という傑作アニメが登場したが、後半に入った途端にまたしても本年ベストテン上位を狙う傑作アニメが登場した。この2本、いい勝負だろう。
ちなみに、両作とも、父を亡くした母子が田舎に移り、自然環境に囲まれて成長して行くという物語であり、またラストのクライマックスに台風がやって来る、という展開まで共通する。

製作開始時期が全く違うので、似てしまったのは全くの偶然なのだが、あえてその理由を探せば、テクノロジーが発達し、自然破壊が進んで地球温暖化の危機が叫ばれる21世紀、改めて“人類の未来と、それを担う子供たちの将来や、美しい自然を大切にする事について、じっくりと考えてみよう”という発想が、優れたアニメ作家たちの根底思想にあるのではないかな、と私は素朴に感じたのだが、どうだろうか。

思えば、そうしたテーマの作品(「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」他)を一貫して作り続けて来た、宮崎駿の存在が大きいのではないだろうか。
まあ、アニメ作家なら誰しも、宮崎から強い影響を受けているとは思うのだが。

ちなみに、美術監督は両作とも、宮崎作品「魔女の宅急便」も手掛けた大野広司さんが担当している、というのもこれまた奇妙な偶然である。

 
細田監督は、前2作でも高く評価され、次作が待たれていた期待の俊英監督だが、本作はそのプレッシャーなどものともせず、更に進化し、クオリティの高い力作を作り上げた。子供は無論、大人が観ても心打たれる、見事な本年屈指の傑作である。必見。    (採点=★★★★★

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(さて、お楽しみはココからだ)
本文の中で、本作はある家族の生きて来た長い道のりを淡々と描いた、昔の木下恵介監督作品のような作品だと書いたが、木下恵介作品を振り返れば、本作と似た要素を持つ作品が意外にも多くある事に気付いた。

本作のポイント、子供が“おおかみこども”であるという事は、他人に知られたくない秘密である。その為花はずっとその事を隠して生きて来た。
ある意味、“差別”のメタファーであるとも言える。

で、木下恵介作品にも、差別をテーマにした名作「破戒」(48)がある。島崎藤村原作であり、これも出生の秘密をひた隠しにする主人公の苦悩が描かれていた。秘密を知らされたヒロインが、それでも彼と生きて行こうと決意するラストが感動的。
そして舞台も、南アルプスの山々を見下ろす信州の農村地帯である。

「少年期」(51)では、東京から田舎に疎開した一家の、長い歳月にわたる母と子の絆が描かれていた。こちらも舞台となるのは、信州である。

木下恵介作品にはその他にも、「風花」(59)、「カルメン故郷に帰る」(51)等、信州を舞台にした作品が多数あり、その美しい自然の風景がいつも印象的である。「野菊の如き君なりき」(55)では、原作の舞台が千葉なのに、映画ではわざわざ信州に舞台を変えてしまったくらいである。余程信州が好きなのだろう。

そして挙げておきたいのが、木下監督の代表作、「喜びも悲しみも幾歳月」(57)。これは文字通り、家族の生きて来た長い道のりを描いた作品であり、しかも姉と弟の2人の子供がおり、長女の名前は“雪野”なのである。

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コメント

今年、心臓を鷲掴みされるような衝撃を味わったのは「この空の花」に続いて二度目です。
いや素晴らしい作品でした。
今年は本当に日本の長編アニメの当たり年。
秋には「アシュラ」という問題作もありますが、どこまでタブーに踏み込めるのか非常に楽しみです。

投稿: ノラネコ | 2012年7月30日 (月) 22:44

なぜ娘をナレーターにしたかが気になります(@ ̄□ ̄@;)!!

細田さんに聞きたいなぁ~(;´д`)

投稿: ニコ | 2012年7月31日 (火) 16:58

◆ノラネコさん
>今年は本当に日本の長編アニメの当たり年…
全くその通りですね。「ももへの手紙」という傑作が登場した時は、これが今年のアニメ・ベストワンだと思ってたのに、さらに傑作が登場しました。「グスコーブドリの伝記」もまずまずでしたね。
ただ「アシュラ」はどんなもんでしょうかねぇ。当時はショッキングな絵で話題になりましたが、今の時代、見たいという気にさせられるかどうか。難しい気がするのですが…。


◆ニコさん、ようこそ
>なぜ娘をナレーターにしたかが気になります…

これはキネ旬に監督と脚本の奥寺さんへのインタビューが掲載されていて、その事について語っております。
細田「(花は)あまりしゃべらない、非常に寡黙な女性なのかなと」
「一度、花の語りでやろうと試みたけれど全然うまくいかなかった。やはり彼女は自分を語る人物ではないので…」
奥寺さんも、花の語りでは無理だと考え、そこで雪の視点で通す、というアイデアを出したらうまく行ったのだそうです。

花は自分の過去について語らない、非常に謎の多い存在…という描き方になっているのに対し、雪は生まれた時から観客もよく分かってる存在ですしね。私もあれで良かったんじゃないかと思いますよ。

投稿: Kei(管理人) | 2012年8月 3日 (金) 01:26

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