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2013年5月 4日 (土)

「ラストスタンド」

Laststand

2013年・アメリカ/ライオンズゲイト
配給:松竹=ポニーキャニオン
原題:The Last Stand
監督:キム・ジウン
脚本:アンドリュー・クノアー
撮影:キム・ジヨン

2003年から7年間、米カリフォルニア州知事を務めたアーノルド・シュワルツェネッガーが俳優に復帰し、主演作としては10年ぶりとなる話題作。監督は「グッド・バッド・ウィアード」「悪魔を見た」などで知られる韓国のキム・ジウン。これが初のハリウッド進出作となる。

ロサンゼルス市警の敏腕刑事として活躍していたレイ・オーウェンズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、今では第一線を退き、メキシコとの国境に近い田舎町ソマートンで保安官を務めていた。そんなある日、FBIのバニスター捜査官(フォレスト・ウィテカー)から、護送中に脱走した凶悪な麻薬王コルテス(エドゥアルド・ノリエガ)がソマートンに向かっているらしいとの知らせが入る。FBIやSWATの応援も間に合わないと知ったオーウェンズは、わずかの部下たちと共に、コルテス一味と戦う決意をする…。

10年ご無沙汰の間に、シュワちゃんも65歳、とっくに還暦を超えていた。久しぶりの主演作は、歳もなんのその、やはりアクション作品。これが予想を上回る、実に正統的なアクションの快作であった。

特に楽しいのが、“保安官”という肩書きでもしやと思った通り、これは西部劇のバリエーションであった。

援軍がやって来ず、数で勝る敵に対し、保安官が孤立無援の戦いを強いられる…というパターンの西部劇は、ゲーリー・クーパー主演「真昼の決闘」をはじめとして数多くある。

特に本作のように、老練な保安官をリーダーとし、頼りなさそうな少数の部下を率いて襲い来る敵に戦いを挑む、というストーリーは、西部劇ファンならたちどころに、ジョン・ウェイン主演、ハワード・ホークス監督の西部劇「リオ・ブラボー」(1959)を思い出す事だろう。

本作はまさに、この傑作西部劇のパターンを巧妙に踏襲し、強大な敵に対し、ほとんど勝ち目のない戦いに挑んだ保安官とその仲間たちが力を合わせ、最後に敵を倒し勝利する、という娯楽活劇の王道の物語が展開するのである(なお「リオ・ブラボー」との共通性については後述)。

主人公オーウェンズは、ロス市警時代は敏腕刑事としてならしたが、麻薬捜査の過程で七人の仲間を失っている。これが心の痛手となって一線を退き、今は隠遁同然に小さな町の保安官になっている。

だが、麻薬王コルテスがこの町に向かっていると聞き、そして若い副保安官ジェリー(ザック・ギルフォード)が敵と遭遇し、銃撃戦の末に射殺された事を知って怒りに燃える。

しかしこれで味方は事なかれ主義のフィギー副保安官(ルイス・ガスマン)と、女性副保安官サラ・トーランス(ジェイミー・アレクサンダー)しかいなくなった。一方敵は人数も多いし武力でも敵いそうもない。敵と戦うのは自殺行為である。故に、コルテスを逃がした所でそれは不可抗力であり、失態とはならない。次第に、コルテスを見逃そう、という空気が支配して来る。

それでもオーウェンズは戦う事を決める。一つは、部下だったジェリーの仇討ちであり、もう一つは、かつて仲間を死なせてしまった自分自身に対する、心の決着である。

やがて、ジェリーの親友であったフランク(ロドリゴ・サントロ)が加勢を申し出、副保安官となり、さらに自宅で武器博物館を運営する武器オタクのルイス(ジョニー・ノックスヴィル)から、機関銃をはじめ各種の武器の調達を受け、ようやく態勢が整う。

ここから後は、敵一味との大銃撃戦あり、派手なカーチェイスあり、最後は国境の橋の上でのオーウェンズ対コルテスの殴り合いあり、とアクションのつるべ打ちで興奮させられる。

とりわけ最後の殴り合いは、男臭いアナログな決闘で、最近のハイテク機器やらCGを駆使した、派手になる一方のアクション映画に対する異議申し立てにもなっており、古くからのアクション映画を愛する我々映画ファンには快哉を叫びたいくらい、爽快な気分にされられた。

特に、老年にさしかかったオーウェンズが、若くて体力のあるコルテスと、ヘトヘトになりながらも格闘し、遂に勝利する場面では、胸が熱くなった。
かつてのような、無茶苦茶な強さはもうない。歳をとって体力も衰え、痛めつけられ、傷だらけになり、それでも、失った多くの仲間の為に戦い続ける男の意地に泣けた。同世代の男たちにも勇気を与える、素晴らしい戦いぶりであった。これこそ男の闘いである。

 
お話はストレートで、まさに正統的アクション映画の伝統を引き継ぐ、これは素敵なアクション映画の良作である。特に「リオ・ブラボー」に代表される古い西部劇を愛するファンなら余計に楽しめるのは間違いない。

興行的には、アメリカ本国では苦戦しているそうだが、あちらの観客は見る目がない。こんな面白い活劇映画を評価しなくて何が映画ファンか。正統アクションの王道を見せてくれたキム・ジウンの、アメリカにおける今後のさらなる活躍を期待したい。    (採点=★★★★

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(さて、「リオ・ブラボー」との共通性について)

「リオ・ブラボー」のストーリーを簡単に要約すると、殺人を犯した男を逮捕するが、その兄が町の勢力家であった為、町は敵によって封鎖され、援軍はやって来ない。保安官である主人公(ジョン・ウェイン)は毅然と敵に立ち向かうが、部下と言えば、足の悪い老人と、アル中の男だけしかいない。やがて親友だった男が敵に殺された事で、加勢を申し出た若者コロラド(リッキー・ネルソン)が副保安官として採用され、この少数のメンバーが力を寄せ合い、敵を次々倒して行き、最後の決闘で遂に敵を退治し、町に平和が訪れる

これだけでも、本作と似ている事が分かるだろう。
それだけでなく、他にも本作との共通点は多い。

まず、舞台となる土地が、どちらもメキシコとの国境に近い小さな町である。
主人公は歴戦の勇者で、町の住民の信頼も厚い
。そして部下はなんとも頼りない者ばかり敵は多数で武力にも勝る

また、ジェリーの親友だったフランクが副保安官として採用される際、宣誓をしてバッジが渡されるシーンがあるが、「リオ・ブラボー」でも、コロラドが副保安官に採用される所で、同じように宣誓しバッジをもらうシーンがある。
これで私は、「リオ・ブラボー」だな、と思った。

本作では武器が足りない所に、都合よく、武器マニアの男から大量の武器を手に入れるわけだが、「リオ・ブラボー」でもコロラドたちが輸送して来たダイナマイトが、都合よく(笑)決闘場近くにあってこれを武器として形勢を逆転する。

ついでながら、ジョン・ウェインは「スポイラース」(1942)でも、「静かなる男」(1952)でも、ラストにおいて壮絶な殴り合いの決闘をやっている。

監督のキム・ジウンは、「グッド・バッド・ウィアード」(2008)でも、あからさまに西部劇オマージュをやっていた。そもそも、題名(原題:The Good, The Bad, The Weird)からして、セルジオ・レオーネ監督の大傑作マカロニ西部劇「続・夕陽のガンマン/地獄の決闘」(原題:The Good, The Bad And The Ugly)へのオマージュなのだから。多分西部劇の大ファンなのだろう。

 
(さらに、お楽しみはまだある)

老練なリーダーの下、少人数のチームが、強大な敵と戦う、というパターン、その源流をたどれば、おそらくは黒澤明監督の「七人の侍」に行き着くだろう。

この作品以前に、そうしたパターンの作品は思いつかない。それまでの西部劇は、「シェーン」のように一匹狼のヒーローが主演だったり、「荒野の決闘」のように3~4人同士の決闘だったりする。

そして本作は実は、「七人の侍」からもいくつかアイデアをいただいてるフシがある。

「七人の侍」の主人公島田勘兵衛(志村喬)は、もう老年にさしかかり、多くのいくさで仲間を死なせ、自分は生き残ってしまったという負い目がある。
これだけでも、本作のオーウェンズとイメージがかぶるだろう。

本作ではオーウェンズが「トシだな」(Old!)とボヤくシーンがあるが、勘兵衛も百姓たちに加勢を頼まれるも、「ワシももうトシだでな」と一旦は断るシーンがある。

集まって来る侍たちは、年配者、ひょうきんもの、若者と個性的であるが、やや頼りないと思える者もいる。

本作では敵の進入を食い止める為、バスなどでバリケードを築くが、「七人の侍」でも野伏りの進入を防ぐ為、木材でバリケードを築く

そして武器が不足している時、百姓たちがひそかに戦場で拾い集め隠し持っていた槍や弓矢等の武器がどっと出て来る

さらに、仲間の一人(平八)が死んだ事で悲しむシーンもある。

「リオ・ブラボー」は「七人の侍」の5年後の1959年の製作であり、さらにその翌年(1960年)には、「七人の侍」の西部劇リメイク「荒野の七人」が作られている。それくらいに「七人の侍」は西部劇そのままに転用出来る作品であった。
「リオ・ブラボー」もそういう意味では、黒澤作品からヒントを得ている可能性がある。
そして1961年には黒澤明は「用心棒」を監督し、これも後に「荒野の用心棒」として西部劇に焼き直された。

その「用心棒」はさらに1996年、アメリカ映画としてリメイクされているのだが、その題名がラストマン・スタンディング」!(監督:ウォルター・ヒル)

つまりは本作の題名「ラストスタンド」は、黒澤リメイク作品の題名からもインスパイアされているフシがあり、いろんな所で黒澤作品とは縁があるのである。

キム・ジウン監督、あるいは黒澤明監督のファンであるのかも知れない。そう言えば、「グッド・バッド・ウィアード」の元ネタ(「続・夕陽のガンマン/地獄の決闘」)は、「荒野の用心棒」のセルジオ・レオーネ+クリント・イーストウッド・コンビの3作目でもあった事だし。

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コメント

別件ですが「ハッシュパピー バスタブ島の少女」はご覧になられましたか?傑作です。未見でしたら是非!実写版の宮崎駿監督作品っぽいです。

オバマ大統領もビヨンセもポール・トーマス・アンダーソンも絶賛です。

投稿: タニプロ | 2013年5月 8日 (水) 01:43

◆タニプロさん

先週から上映が始まってますが、忙しくてまだ見てません。来週には見る予定です。
見たらブログに書くつもりですので、それまでお待ちください。

投稿: Kei(管理人) | 2013年5月10日 (金) 00:17

こんばんは。

こうやって詳説していただくと、
改めて『リオ・ブラボー』との共通項を感じてしまいます。
実はこの監督の『グッド、バッド、ウィアード』には
あまりノレませんでした。
こういう王道を描いた方があっているのかもしれません。

投稿: えい | 2013年5月12日 (日) 19:00

昨日やっと見ました。
お話は確かに「リオ・ブラボー」っぽかったですね。黒澤っぽさも。
前半。凶悪犯がシュワルツェネッガーが保安官をしている町に近づいてくる様子を丁寧に描写するので、いざ対決となってからが盛り上がりますね。
主人公に協力する副保安官らの描写も丁寧で良かったです。
「マイティ・ソー」のジェイミー・アレキサンダーが紅一点の副保安官役で好演。
「崖っぷちの男」の美女ジェネシス・ロドリゲスも出ているのですが、ちょっともったいない役でした。
冒頭に出番は短いのですがハリー・ディーン・スタントンが出ていました。
「アベンジャーズ」にも出ていたし脇役ファンには嬉しいですね。
スタントン、デビュー作はヒッチコックの「間違えられた男」だそうで86歳。まだまだ活躍して欲しいです。

しかしアメリカ映画、やっぱりどんなにドンパチあっても最後は殴り合いでカタをつけないと、、

投稿: きさ | 2013年5月21日 (火) 23:13

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