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2014年7月26日 (土)

「思い出のマーニー」

Marnie2014年・日本/スタジオジブリ
配給:東宝
英題:When Marnie Was There
監督:米林宏昌
原作:ジョーン・G・ロビンソン
脚本:丹羽圭子、安藤雅司、米林宏昌
作画監督:安藤雅司
美術監督:種田陽平
音楽::村松崇雄
製作:鈴木敏夫
プロデューサー:西村義明

イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンの児童文学「思い出のマーニー」(岩波少年文庫刊)を、舞台を日本の北海道に移して映画化したスタジオジブリ製作のファンタジー・アニメ。監督は「借りぐらしのアリエッティ」に続き、監督第2作となる米林宏昌。スタジオジブリを牽引してきた二枚看板、高畑勲、宮崎駿が関わらない初めてのジブリ長編映画となる。声の出演はWヒロインに高月彩良と有村架純、その他松嶋菜々子、黒木瞳、寺島進、根岸季衣ら豪華キャストが結集した。

  
  

この映画は、出来るだけ情報を仕入れず、白紙のままで観て欲しい。この記事も、映画を観たあとで読んでいただきたい。従ってストーリー梗概も後の方で記載する。

一言で言えば、宮崎駿が引退発表した後の、新しいジブリ・アニメのスタートとなる、見事な秀作である。その素晴らしさは、追々書いて行く。
  

それにしても、この映画は予告編からして(いい意味で)すっかり騙された。
第1弾の予告編では、金髪のマーニーという名の女性と仲良くなる黒い髪の主人公の性別が、短パンに短髪という容姿である為、私はてっきり男の子とばかり思っていた。
だから本作は、年上のマーニーという女性にあこがれにも似た恋心を抱いて行く少年の淡い恋と成長を描く作品、ではないかと思っていた。 

だが、第2弾以降の予告編でようやく、この主人公が杏奈という名の、12才の少女と判った。
で、今度はマーニーや杏奈が予告編の中で、「あなたのことが大好き!」、「私も」と言っているのを聞いて、れれ、これは少女同士が愛し合う(百合族的な)作品なのかと不安になった。 

これら以外にも、いろいろとミスディレクションさせる予告編や情報があって、どんな作品なのかまったく予想がつかない。
それも狙いだろう。どんな映画なのか分からないで観るのが一番いい。その分、ラストで明らかになる真実に、余計涙が溢れる事となる。本当に私は号泣してしまった。ジブリアニメで泣いたのは何年ぶりだろうか(トトロ以来か?)。
   

さて、それでは少しづつ映画の内容に触れて行くこととする(くれぐれも、映画を観る前には読まないように)。 

札幌に暮らす12歳の内気な少女・杏奈(高月彩良)は、辛い生い立ちから心を閉ざし、誰とも打ち解けることなく孤独な日々を送っていた。そんな中、持病の喘息が悪化し、その療養のため、杏奈は田舎の海辺の村に暮らす親戚の大岩夫妻の家でひと夏を過ごす事になる。しかしここでも杏奈は、村の同世代の子供たちと仲良くする事が出来ず、トラブルを起こしてしまう。そんなある日、村の人々が「湿っ地(しめっち)屋敷」と呼ぶ、長らく誰も住んでいない湿原の古い洋風のお屋敷で、杏奈は金髪の不思議な少女マーニー(有村架純)と出会う。二人はいつしか秘密の友だちとなって行くが…。 

これは、今までのジブリアニメとはまったく違う作品である。小さな子供が観るには少々難しい。従来のジブリアニメのつもりで子供を連れていったら多分退屈し、帰りたくなるだろう。

しいてジャンルを述べるなら、これはミステリーであり、サスペンス・ドラマである。
さまざまな謎が提示され、物語が進んで行っても、謎は深まるばかりである。

いったい、マーニーとは何者なのか。あるいは、杏奈が見る湿っ地屋敷やマーニーの姿は、現実なのか、夢なのか、それとも不安定な杏奈の心が生み出した妄想なのか。

ただし、物語が進むにつれ、周到にヒントや伏線が張られて行くので、勘のいい人ならある所までは予想がつくだろう(注1)

杏奈が最初に湿っ地屋敷を訪れると、建物の塗装は剥げ、草は茫々、庭に転がる家具はさび付いている。
明らかに、何年も人が住んでいない様子である。地元の人もそう言っている。

ところが別の日、暗くなって屋敷を見ると、明かりがついているのを杏奈は目撃する。
岸辺に下りて行くと、ボートが係留されていて、杏奈が漕いで行くと、マーニーが予期していたかのように現れ、屋敷内に案内する。きらびやかな装飾に多くの上流階級らしき人々が集っている。

ここらで観客は、マーニーや屋敷内の人たちは、現実の姿ではない事はうっすらとは分かる。現実の建物は荒廃しているのを見ているからである。

つまりこれは、一種の[幽霊譚]のお話なのである(注2)

ただ、杏奈がマーニーと会って楽しいひと時を過ごした後は、杏奈はいつも道端や草むらで寝ていたり(注3)、気を失って倒れていたりするので、それらは杏奈が見た夢ではないか、とも取れる描き方をしている。これもまた巧みなミスリードである。
(但し、夢であるなら、杏奈が知らないはずの、マーニーという名前が夢で出て来るはずはないのであるが)

物語が進むに連れて、次第に杏奈の過去、そしてマーニーの悲しい過去が明らかになって行き、最後に至ってようやく、杏奈とマーニーの関係、そしてすべての謎が明らかになる。

そうだったのか!と観客が納得した時、我々は深い感動に充たされる事となる。私はここでボロボロ泣いてしまった。
(以下、完全ネタバレ)

 

 

杏奈は、幼い頃に両親を事故で亡くしており、養父母によって育てられた。
養父母は優しいけれど、実の両親でない為か、どうしても打ち解けないでいる。未だに養母の頼子を「おばさん」としか呼べない事がそれを示している。
さらに杏奈は、頼子が役所から養育費を受取っていた事を知り、さらに養父母が信じられなくなる。

同級生とも仲良くなれず、いつも自分を殻に閉じ込め、「自分は同級生たちのような輪の内側の人間ではなく、輪の外側の人間だ」と思い込んでいる。

思春期には、そうやって他人とうまく接する事が出来ず、殻に篭って孤独を抱える子供たちが少なからずいる。
杏奈の場合は、両親の愛を知らないからなおさらである。自分は誰からも愛されない人間だと、一人思い悩むのである。

そんな孤独な杏奈が、これも屋敷に閉じ込められ、口うるさい婆やに監視されて窮屈な思いをしていたマーニーと知り合い、二人はたちまち意気投合、お互いが好きになる。

杏奈は初めて、他人から愛を受け、愛する事、愛される事の素晴らしさ、大切さを知るのである。

この辺りの、孤独を抱えていた少女が、他人と心を通わせる事によって、自分の殻を破って心を解きほぐして行くプロセスが、実に丁寧に、繊細に描かれている事に感動した。
描写が自然で、無理がなく、それ故観客にストレートに訴えかけて来るのである。それがミステリー的な緊迫感を伴って描かれているから余計心に迫るのである。

もう一人、重要なキャラクターとなるのが、湿っ地屋敷に新しく越して来たサヤカという少女。彼女は誰とでも仲良くなれる天真爛漫な性格で、しかも好奇心旺盛。屋敷の中を探索して、いくつもの重要な謎を解く手掛かりを発見する。ミステリーで言えば探偵助手のような存在で、この点でも本作はミステリー要素が濃いと言える(注4)

そして、マーニーの正体がラストに至って明らかになった時、杏奈は、自分がいかに周りの人たちから愛されていたかを知る。
マーニーは実は杏奈の祖母だった。ある事情から自分の娘と接する時間が少なく、娘に愛を与えられずに死なせてしまった事から、孫の杏奈を心から愛し育てようとしたが、その時間も少なく、マーニーは杏奈が小さい時に亡くなってしまう。
杏奈を愛していたマーニーは、死んだ後も魂がこの世に舞い戻り、杏奈に限りない愛をそそぎ、愛の尊さを教えたのである。
この素敵な、マーニーが杏奈に寄せる愛の美しさは、肉体は滅びても、心はいつまでも滅びない、という古典的なラブストーリー(注5)をさえ想起させてくれる。
「あなたのことが大好き!」というマーニーの言葉は、このラストに至ってようやく本当の意味が分かり、その真実に涙せざるを得ない。見事である(注6)

これまでのジブリ作品…例えば「耳をすませば」(宮崎駿脚本・近藤喜文監督)や、「崖の上のポニョ」(宮崎駿監督)、「コクリコ坂から」(宮崎駿脚本・宮崎吾朗監督)などでは、男の子と女の子が互いを好きになるプロセスが、どうもぎこちなかったり、セリフがワザとらしかったりで、こっちが気恥ずかしくなったりする事があった。どうも宮崎さんは、こうした描写が苦手のように思えてならない(笑)。

そういう意味では、ジブリ作品で、少女の心に寄り添いながらも、初めて大人の感性で人間が描かれた秀作だと言えるだろう。

あと特筆しておきたいのが、美術を担当した種田陽平と、作画監督の安藤雅司の仕事である。種田は「キル・ビル」や三谷幸喜監督の「ザ・マジックアワー」などで知られる名美術監督だが、本作でも湿っ地屋敷内の幽玄かつクラシックな美術設計が素晴らしい効果を上げている。
安藤雅司は、宮崎監督の「もののけ姫」(1997)や「千と千尋の神隠し」(2001)でも素晴らしい仕事をしているのだが、その時に宮崎駿と確執があってジブリを離れたという経緯がある。その後は「東京ゴッドファーザーズ」(2003)、「パプリカ」((2006・いずれも今敏監督)、「ももへの手紙」((2012・沖浦啓之監督)など、素晴らしい傑作で作画監督を担当。本作は13年ぶりのジブリ復帰作品である。
月が照らす水面のさざ波や、夕闇迫る風景等、作画・美術の緻密さは素晴らしく息を呑むばかりである。
   

 
冒頭にも書いたが本作は、スタジオジブリ作品では、宮崎駿と高畑勲の両巨頭が関わっていない初めての作品なのである。
お二人が監督していない「耳をすませば」「借りぐらしのアリエッティ」「コクリコ坂から」は、いずれも企画・脚本として宮崎駿が参加しているし、「猫の恩返し」では企画、「ゲド戦記」では原案としてそれぞれ宮崎駿の名前がある。
クレジットだけではなく、そうした作品に宮崎は演出やストーリーボード、美術にまで介入し、監督を悩ませ続けたそうで、「耳をすませば」ではイバラードの幻想シーンを宮崎自ら演出したほどである。そうした事で、幾人かの将来性ある監督が宮崎と決別するという事態も招いている。
本作にも情報では、宮崎の“政治介入”がしばしばあって、舞台を瀬戸内海にしてはとの助言もあったが、米林監督は北海道で押し切ったそうである。

スタジオジブリがこの先、新たな発展を目指すなら、もう宮崎や高畑の影響(や介入)は排除して行くべきではないだろうか。近藤喜文監督や安藤雅司作画監督の宮崎との確執の話を聞くにつれ、本当にそう思う。

そうした意味でも、脚本も兼任し、独自の道を貫いた米林宏昌監督は、本作でまぎれもなく、次世代のジブリを背負う一流監督になったと言えるだろう。    (採点=★★★★☆

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(さて、以下はお楽しみも含めた、いくつかの注釈)

(注1)主人公の名前、杏奈自体もヒントである。原作でも少女の名前は“アンナ”なのだが、舞台を日本にしても同じ読み方にしたのが思わぬ伏線にもなった。これがメアリーとかキャシーであったなら明らかに外国人であるが、日本人の名前にもチラホラ見る杏奈だから、一見違和感はない。だが、杏奈の眼の色が、アップになると実はわずかにブルーであった事が分かる(地元の子供もそれを指摘する)点と、どちらかというと外国人の名前である“アンナ”という読み方という2つの要素が重なると、勘のいい観客には“杏奈とマーニーとは、実は血の繋がりがあるのではないか”と気づく仕掛けになっている。舞台が外国だと、この仕掛けはまったく使えないから、日本を舞台にしたのは大正解と言える。
しかしズルいのは、このワンシーン以外、画面に登場する杏奈の眼の色はほとんど黒であるので、うっかりしてると見過ごしてしまう点である。これはアニメだからこそごまかしが効く、ギリギリの伏線と言っていいだろう。

(注2) 私がすぐに連想したのは、溝口健二監督の名作「雨月物語」(1953)である。
美しく妖艶な美女(正体は幽霊)に誘われ、立派な屋敷で夢のような日々を過ごすが、目覚めたら実際の屋敷は朽ち果てていた…という内容で、ご丁寧に彼女にピッタリ付き添う世話係りの婆やまで登場している。本作での婆やが、洋館の中では違和感がある和服姿であるのも、そう思えば伏線になっている気がする。

(注3)宮崎駿の影響を排除しているとは言え、やはり宮崎アニメのDNAを感じるのがこのシーンで、これは「となりのトトロ」で、トトロと仲良く遊んだ後、草むらで寝ているメイをサッキが発見するシーンを想起させる。遊ぶ相手はどちらも、彼女ら以外には見えない、不思議な存在である。
この他にも、最初に屋敷を見つけた時は歩いて行けたのに、時間が経つといつの間にか水位が上がって帰れなくなるシーンは、「千と千尋の神隠し」で千尋たちが不思議な世界に迷い込んだ時、行きは水がなかったのに、時間が過ぎると水位が上がっているシーンとそっくりである。昼間は朽ち果てているように見えるのに、夜になると異界の者たちで賑わう展開まで似ている。

(注4)このサヤカという少女、丸ブチメガネをかけているキャラデザインからも、「魔女の宅急便」における、好奇心旺盛でキキに近づいてくるトンボのキャラクターが反映されている気がする。
そう言えば、「魔女の宅急便」もまた、多感な13才の少女が、途中で心が折れ、落ち込んで心を閉ざしてしまう物語であった。ウルスラや老婦人などの、彼女を心から愛してくれる人たちのおかげで、キキが元気を取り戻して行く結末など、本作と共通する要素は多い。

(注5)例えば、エミリー・ブロンテ原作の「嵐が丘」が挙げられる。ヒースクリフを愛し抜いたキャシーは、幽霊のような存在となって彼の傍に寄り添う。いくつも映画化されているが、戦前のウィリアム・ワイラー監督作(1939)は特に秀作である。

(注6)ダブルヒロインと、“真実の愛”と聞くと、どうしても本年公開の2本のディズニー作品「アナと雪の女王」「マレフィセント」を思い起こしてしまう。男の影が薄い点も共通している。いずれも製作はずっと以前から行われていたから影響を受けているはずはないのだが、公開が重なったのは偶然とはいえ興味深い。が、この傾向はあるいは一つの時代の流れと言えるのかも知れない。

(さらに、お楽しみはココからだ)
原作小説の解説文(河合隼雄)によると、小説発表時のタイトルは単に「マーニー」だったのだが、同時期(1964年)にアルフレッド・ヒッチコック監督の同名の映画「マーニー」が公開されるのを知って、タイトルを"When Marnie Was There"(マーニーがいた頃)に変更したのだそうだ。これが思わぬ効果で、Was Thereと過去形になっているので、マーニーが今はいない事を匂わせる伏線にもなっている。

思えば、ヒッチコック監督はミステリー・サスペンスの巨匠で、「マーニー」も、主人公マーニー(ティッピー・ヘドレン)の謎を秘めた行動を解くカギが、少女時代にあった、というミステリーで、おまけにこちらのマーニーも金髪である(ヒッチ作品のヒロインは金髪が多い)。同時期に作られた同じタイトルの両作品に、こうした共通項があるというのも、不思議な縁と言えようか。
ちなみに、本年は両作品が発表されてから、ちょうど50年目となる。

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コメント

アリエッテイは面白かったけど、どうも作品の中にある宮崎的な部分と米林的部分が衝突しているように感じていました。
今回、完全に自由に作ったそうで、あらためてこの作家のポテンシャルを感じましたね。
心に残る、良い作品でした。
もう一度劇場で観ると思います。

投稿: ノラネコ | 2014年7月28日 (月) 23:36

◆ノラネコさん
インタビューによると、「アリテッティ」に米林さんが参加した時には、既に宮崎さんの脚本とイメージボードが出来上がっていたのだとか。
自分が最初から脚本に関われなかったのが最後まで心残りだったとおっしゃってます。
まあ、その悔しさが本作のバネになったとしたら、結果として前作の苦い経験も無駄にはならなかったという事ですね。
次回作が待ち遠しいですね。期待大です。

投稿: Kei(管理人) | 2014年8月 3日 (日) 00:27

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