小説「銀幕の神々」
小学館・刊 単行本発売:2015年1月
\1,600+税 (文庫本 \670+税)
3年前に単行本として出版されているが、最近までまったく作者も本も知らなかった。
先日、行きつけの図書館で、たまたま「銀幕」という題名に惹かれて取ってみたら、帯に「健さん、ありがとう! あなたがいたから、ぼくがいる」とあり、小さく「和製『ニュー・シネマ・パラダイス』誕生!」と書かれている。
それで興味が沸いて、借りて読んだのだが、面白かった。
これは少年時代、健さんこと高倉健の任侠映画に夢中になった男の青春回顧ストーリーで、高倉健主演の「日本侠客伝」をはじめ、昭和40年代の健さん主演の任侠映画の題名やストーリーが一杯出て来て、主人公同様にそうした任侠映画の大ファンだった私は、もう感涙もので、316ページと短い事もあって一気に読んだ。
当時、健さんや鶴田浩二主演の東映任侠映画に夢中になった方には、絶対おススメの作品である。
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