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2018年6月23日 (土)

小説「銀幕の神々」

Ginmakunokamigami 山本甲士・著

 小学館・刊  単行本発売:2015年1月

 \1,600+税 (文庫本 \670+税)

 
3年前に単行本として出版されているが、最近までまったく作者も本も知らなかった。

先日、行きつけの図書館で、たまたま「銀幕」という題名に惹かれて取ってみたら、帯に「健さん、ありがとう! あなたがいたから、ぼくがいる」とあり、小さく「和製『ニュー・シネマ・パラダイス』誕生!」と書かれている。

それで興味が沸いて、借りて読んだのだが、面白かった。
これは少年時代、健さんこと高倉健の任侠映画に夢中になった男の青春回顧ストーリーで、高倉健主演の「日本侠客伝」をはじめ、昭和40年代の健さん主演の任侠映画の題名やストーリーが一杯出て来て、主人公同様にそうした任侠映画の大ファンだった私は、もう感涙もので、316ページと短い事もあって一気に読んだ。

当時、健さんや鶴田浩二主演の東映任侠映画に夢中になった方には、絶対おススメの作品である。
 

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2018年6月18日 (月)

「万引き家族」

Manbikikazoku2018年・日本/フジTV=AOI.Pro.=ギャガ
配給:ギャガ
監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
編集:是枝裕和
撮影:近藤龍人
音楽:細野晴臣
プロデューサー:松崎薫、代情明彦、田口聖

万引き等の犯罪を重ねる一家の姿を通して、家族とは何なのかを問いかけるヒューマン・ドラマ。監督は「三度目の殺人」の是枝裕和。出演は「blank13」のリリー・フランキー、「DESTINY 鎌倉ものがたり」の安藤サクラ、「ちはやふる」シリーズの松岡茉優、「モリのいる場所」の樹木希林、その他池松壮亮、緒方直人、柄本明と多彩な顔ぶれ。第71回(2018年)カンヌ国際映画祭にて日本映画としては21年ぶりとなるパルムドールを受賞。

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2018年6月10日 (日)

「海を駆ける」

Manfromthesea2018年・日本=フランス=インドネシア合作
企画制作:日活
配給:日活=東京テアトル
英題:The Man from the Sea
監督:深田晃司
脚本:深田晃司
製作:新井重人
プロデューサー:小室直子、紀嘉久
撮影:芦澤明子

海から現れた謎の男が巻き起こす奇跡を描いたファンタジー。インドネシア、スマトラ島のバンダ・アチェでのオールロケによる映像も見どころ。監督は「淵に立つ」で第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞した俊英・深田晃司。出演は「結婚」のディーン・フジオカ、「南瓜とマヨネーズ」の太賀、「孤狼の血」の阿部純子、「ほとりの朔子」の鶴田真由など。

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2018年6月 3日 (日)

「妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII」

Tsumayobaranoyouni2018年・日本
配給:松竹
監督:山田洋次
原作:山田洋次
脚本:山田洋次、平松恵美子
タイトルデザイン:横尾忠則
音楽:久石譲

 

山田洋次監督による家族コメディ・シリーズ第3弾。今回は平田家の家事を切り盛りする主婦がある日突然いなくなったら…というお話。出演者は橋爪功、吉行和子、西村まさ彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優、小林稔侍、風吹ジュンといったおなじみの顔ぶれ。毎回お馴染み、横尾忠則によるタイトルバックの絵も見どころ。

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