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2020年2月23日 (日)

「37セカンズ」

37seconds 2019年・日本・アメリカ合作
制作:ノックオンウッド
共同製作:NHK=NHKエンタープライズ
配給:エレファントハウス
監督:HIKARI
脚本:HIKARI 
企画:山口晋、 HIKARI 
プロデューサー:山口晋、 HIKARI 
エグゼクティブプロデューサー:住友大祐、山形龍司、中瀬古優一 
撮影:江崎朋生、スティーブン・ブラハット 

脳性麻痺の少女の自立を描いたヒューマン・ドラマ。監督は米国で映画制作を学び、これが長編デビュー作となるHIKARI。主演のユマ役を演じたのは、一般公募で障害を持つ女性約100名の中からオーディションで選ばれ、これが演技初経験となる佳山明。共演は「blank13」の神野三鈴、「曇天に笑う」の大東駿介、「きみの鳥はうたえる」の渡辺真起子など。第69回ベルリン国際映画祭でパノラマ部門観客賞と国際アートシアター連盟賞をダブル受賞。

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2020年2月21日 (金)

「映画秘宝」誌休刊について

Eigahihou202003 やや遅きに失した話題だが、
マニアックな映画情報を発信してコアな映画ファンに人気があった映画雑誌「映画秘宝」(洋泉社・刊)が、先月1月21日発行の2020年3月号をもって休刊となった。

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2020年2月15日 (土)

「ジョジョ・ラビット」

Jojo-rabbit 2019年・アメリカ/FOXサーチライト・ピクチャーズ
配給:ディズニー
原題:Jojo Rabbit
監督:タイカ・ワイティティ
原作:クリスティン・ルーネンズ
脚本:タイカ・ワイティティ 
製作:カーシュー・ニール、タイカ・ワイティティ、チェルシー・ウィンスタンリー

10歳の少年の目を通して、第二次世界大戦時のドイツに生きる人々の姿をシニカルなユーモアを交えて描いた異色作。監督は「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ。少年を演じたのは新人のローマン・グリフィン・デイビス、共演は「リチャード・ジュエル」のサム・ロックウェル、「アベンジャーズ/エンドゲーム」のスカーレット・ヨハンソン。監督のワイティティ自身も少年の空想の友だちを演じている。第44回トロント国際映画祭の観客賞を受賞した他、米アカデミー賞でも作品賞他6部門にノミネートされ、脚色賞を受賞した。

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2020年2月 6日 (木)

川島雄三監督特集(その2:東宝編)

さて、前回の続きで、東宝移籍後の作品について。

Onnnadearukoto 「女であること」  100分

1958年・東京映画
配給:東宝
監督:川島雄三 
原作:川端康成 
脚色:田中澄江、井手俊郎、川島雄三 
製作:滝村和男、永島一朗 

川島監督の、東宝(正式には傘下の東京映画)移籍第1作である。原作は川端康成。脚本に、「洲崎パラダイス 赤信号」に引き続いて井手俊郎が参加。日活時代にもいくつか女性を中心とした文芸作品を監督しているが、これは題名通り、まさしく“女”についてのドラマである。

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2020年2月 1日 (土)

川島雄三監督特集(その1:松竹・日活編)

Kawashimayuzou

大阪・九条の名画座、シネ・ヌーヴォで開催された、「生誕101年 川島雄三・乱調の美学」と題する特集上映に連日通い詰めた(期間:2019年12月7日~2020年1月24日)。

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