祝・「映画秘宝」誌復刊!
以前の記事で、月刊誌「映画秘宝」休刊の事を取り上げた。
マニアックで、コアな映画ファンの心をくすぐるユニークな雑誌で、私も愛読者だっただけに、その休刊を惜しみ、出来るだけ早く復刊への努力をしていただきたいと書いたのだが。
今朝、朝刊の広告を見て驚いた。なんと!「映画秘宝」誌復刊のお知らせで、本日発売!とあるではないか。
早速本屋に行き、無事復刊号をゲットした。
休刊の理由は、発行していた洋泉社が親会社の宝島社に吸収された為で、宝島社は復刊する気はないとの事だったので、復刊は早くても半年後か1年後か、最悪このまま廃刊になってしまうのではと気を揉んだ。
それが、休刊号発売の1月21日から、わずか3ヵ月で復刊されるとは。嬉しくて思わず手に取って表紙をしげしげと眺めた(笑)。
何より喜んだのは、表紙のロゴもデザインも、中身の記事もレイアウトも依然と全く変わりない。編集長も編集スタッフもほとんど以前と同じでページ数も同じ(112ページ)。値段だけは100円アップしていたが(笑)。
3ヵ月のブランクはあったけれど、まるで何事もなかったかのように新しい映画秘宝誌が手元にある。涙が出そうだ(やや大げさ(笑))。
特集記事も、2010年代のベストテンの発表と、その他各人の2010年代のベストテンをいろんな人が書いていて、全体で「不屈の傑作映画200」としてまとめている。笑ったのが荒井晴彦が選ぶ2010年代ベストテン、ワーストテン。なんとベスト5を自分の脚本作で独占している。いつもながら苦笑するしかない。
映画秘宝誌の2010年代ベストワンは、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。当然と言えば当然か。
まあとにかく、読みごたえも昔のまんまだ。とにかく復刊にはホッとした。
出版社は宝島社ではなく、「週刊漫画アクション」等を発行している双葉社。「合同会社オフィス秘宝」という編集室が雑誌編集を担っているという。今後も毎月発行するそうだから楽しみである。
なお、『映画秘宝』復活動画『HIHO RETURNS』という動画もYoutubeでアップされている。のんと塚本晋也が出演。
新型コロナ騒動で世の中が暗い時、こういう読んでて元気が出る雑誌は気分転換にもって来いだ。映画ファンは復刊ご祝儀の意味でも、是非買うべし。
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コメント
荒井晴彦の真似じゃないんですが、最近ずっと自宅にいて、映画も観れないから映画の思い出ばかり書いていたんで、すぐ書けました。
私のテン年代の日本映画ベストテンです。
テン年代の日本映画ベストテン
1「花筐/HANAGATAMI」
2「この世界の片隅に」
3「劇場版テレクラキャノンボール2013」
4「ペコロスの母に会いに行く」
5「おとぎ話みたい」
6「寝ても覚めても」
7「悦楽交差点 オンナの裏に出会うとき」
8「宮本から君へ」
9「彼女の人生は間違いじゃない」
10「GONIN サーガ」
投稿: タニプロ | 2020年4月22日 (水) 06:01
◆タニプロさん
2010年代ベストテンは、私も自主映画制作工房Stud!o Yunfatの.しんさんがブロガーに呼び掛けて募集した2010年代ベストテンに参加しました。なかなか面白い結果ですので覗いてあげてください。 ↓
https://blog.goo.ne.jp/studioyunfat/e/14f85f36a0aa90faa4f10d3da5356e18
参考までに、私の2010年代ベストテンは下記の通りです。
1位『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
2位『この空の花 長岡花火物語』
3位『あゝ、荒野 前・後編』
4位『冷たい熱帯魚』
5位『花筐/HANAGATAMI』
6位『そこのみにて光輝く』
7位『君の名は。』
8位『シン・ゴジラ』
9位『リップヴァンウインクルの花嫁』
10位『悪人』
投稿: Kei(管理人) | 2020年4月23日 (木) 20:26
私は映画秘宝を読んでいないので、キネマ旬報の話題で恐縮なんですが、キネマ旬報編集部に勤める知り合いがいまして、次号で「映画と生きる!」という特集をやるそうです。
簡単なアンケートやってるので、良かったら答えてあげてください。
https://www.kinejun.com/2020/04/24/post-2954/
投稿: タニプロ | 2020年4月25日 (土) 21:40
◆タニプロさん
いつも情報ありがとうございます。
キネ旬アンケート、早速回答させていただきました。
「再開が決まったら、絶対に映画館に行きます」と応援コメント書き込みました。
5月7日の宣言解除が微妙ですが、文化であり心の潤いでもある映画は是非、条件付(隣と3m以上空けるとか)でいいですから再開希望。
投稿: Kei(管理人) | 2020年4月29日 (水) 20:30