2016年10月16日 (日)

ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞に思うこと

Bobdyranボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞。

このニュースを聞いて、一瞬、意外な結果だと思った。が、すぐに、「授与したスウェーデン・アカデミーも、なかなかやるな」と感心した。
ディランと言えば、代表作「風に吹かれて」「戦争の親玉」など、反戦・反権力・体制批判を内容としたプロテスト・ソングが多い。
音楽に、と言うより、その詩に込められた、メッセージ性を一つの文学的表現として評価したのだろう。

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2016年4月16日 (土)

10周年

今日は4月16日。
早いもので、このブログがスタートして今日でちょうど10年目となります。

開設した当初は、そんなに続けられるとは想像もしていませんでした。
飽きっぽい性格なのか、これまでいろんな情報発信(ミニコミ、ミニペーパー、ホームページ等)をやって来ましたたが、どれも4~6年くらいで廃刊したり次のものに移ってしまったり(HPはまだ細々と続けてはいるがほとんど開店休業状態)で長続きしたためしがない。よくまあ続けて来られたものだと我ながら感心しております。

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2015年5月 3日 (日)

飛田東映、トビタシネマ閉館

少々旧聞に属する事になるのだが、
4月21日発行の「映画秘宝」誌6月号を読んでいたら、大阪・西成区の名画座(というか3番館)、飛田東映(邦画)トビタシネマ(洋画)が本年3月末で閉館していた事が載っていた。

若い頃はよく見に行ってたのだけれど、家からも勤務先からも遠い事もあって、ここ10年以上は足が遠ざかっていた。それでも、閉館と聞けば寂しい。事前に知っていれば、ラストショーに駆けつけていたかも知れない。残念である。

Tobitatouei

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2014年8月31日 (日)

大阪・千里セルシーシアター閉館

Selcy3また一つ、大阪から名物映画館が消える。

大阪・豊中市の、「千里セルシーシアター」が、8月31日をもって閉館される事となった。

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2012年9月22日 (土)

日活映画ベスト20

朝日新聞土曜日の「beランキング」で、日活映画の投票によるベスト20を掲載していたので、紹介しておきます。
そういえば、今年は日活映画創立100周年になるのですね。

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2012年4月11日 (水)

天六ユウラク座の閉館に思う

Hokutenza1大阪の映画ファンに馴染みの深かった、北区天神橋6丁目の名物映画館「天六ユウラク座」(と地下のコクサイ劇場、有楽地下劇場も)が、本年3月30日に閉館になっていました。

→ 「十三のいま昔を歩こう」ブログより

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2011年3月17日 (木)

被災地の方々に、お見舞い申し上げます

今回の東北・太平洋沖地震で被災された方たちには、心からお見舞い申し上げます。

地震から1週間が経ちましたが、まだまだ行方不明の方も数多く、加えて福島原発事故の問題が、重く心にのしかかっております。

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2010年12月31日 (金)

2010年を振り返る/映画界総括

21世紀も、10年が過ぎてしまった。早いものである。今年の最後に、2010年の映画界を総括して見ようと思う。

2010年は、「アバター」の大ヒットもあって、“3D元年”と呼ばれ、多くの3D映画が公開された。
私が本年に入って劇場で観た3D映画は以下の通り。
「コララインとボタンの魔女」(アニメ)、「アリス・イン・ワンダーランド」「タイタンの戦い」「トイ・ストーリー3」(アニメ)、「ヒックとドラゴン」(アニメ)、「THE LAST MESSAGE 海猿」「怪盗グルーの月泥棒」(アニメ)、「トロン・レガシー」

3Dの特性を生かした作品もあれば、別に3Dでなくても、と思えるような作品もある。
「ヒックとドラゴン」や、「トロン・レガシー」などは、さすがに立体性を生かした躍動感があって楽しめたが、「コララインとボタンの魔女」「THE LAST MESSAGE 海猿」などは、どこが3Dだったのかほとんど印象にない。2Dで十分だろう。

また「バトルロワイヤル・3D」のように、2Dで作られた過去の旧作をCG処理で3Dに加工する作品まで現れた。また、これまでは、3D版とあわせて2D版も並行して公開していたが、作品によっては、3D版だけしか公開しないというものも出てきた。
さらに、2011年には、時代劇「切腹」を、3Dでリメイクする、というニュースまで飛び込んで来ている。
ここまで来ると、さすがにどうかと思う。「切腹」は橋本忍脚本、小林正樹監督による格調高い名作で、これを、見世物の延長(と私は思っている)とも言うべき3Dで映画化する意味が分からない。上記作品群を見ても、ほとんどがファンタジー、SF、アニメであり、3Dは、せめてそうしたジャンルに留めるべきではないか。2011年は、3Dの意義について、もう一度考え直す年にすべきだと思う。

 
2010年の特徴としては、日本映画において、時代劇が数多く作られた点でも記憶に残る。

かつては、製作費がかかり過ぎる、という点で、時代劇製作が激減した時期があった。ここに来て時代劇が増えて来ているのは、時代劇ファンとしては喜ばしい事である。
さらに、昨年作られた時代劇は「GOEMON」「TAJOMARU」「カムイ外伝」と、ことごとくトホホなものばかりでガッカリしたものだが、本年は後半に「必死剣鳥刺し」「十三人の刺客」「武士の家計簿」「最後の忠臣蔵」と傑作、力作が目白押しで、時代劇復調を印象付けた。おそらくこれらは、各種ベストテンでも上位を賑わすものと思われる(「十三人の刺客」はヨコハマ映画祭ではベストワンに輝いた)。その他「花のあと」「桜田門外ノ変」も悪くなかった。

来年も時代劇はいくつか作られそうだが、企画を厳選して、質の高い作品を作っていただきたいと切に願う。前述の「切腹」がどんな出来になるか、「十三人-」の三池崇史監督だけに期待したいが、3Dは正直言って観る気は起きない。もっとも主演があの海老蔵だけに、違う話題を巻き起こしそうだが(笑)。

 
リメイク作品も邦洋問わず、相変わらず目立った。ざっと挙げただけでも、日本映画:「時をかける少女」「座頭市 THE LAST」「鉄男 THE BULLET MAN」「カラフル」「十三人の刺客」「死刑台のエレベーター」「ゴースト もういちど抱きしめたい」「SPACE BATTLESHIP ヤマト」
外国映画:「タイタンの戦い」「エルム街の悪夢」「イエロー・ハンカチーフ」「ベスト・キッド」「ロビン・フッド」
変わった所で、にっかつロマン・ポルノ「団地妻 昼下がりの情事」のリメイク、というのもあった。

「時をかける少女」、「座頭市」、「鉄男」はリメイクというより、コンセプトのみいただいてお話はオリジナル。そういうものなら洋画にも「シャーロック・ホームズ」があった。

結局は、オリジナル・アイデアが枯渇しつつあるという事なのだろう。また特徴としては、「死刑台のエレベーター」、「ゴースト」、「イエロー・ハンカチーフ」(オリジナルは「幸福の黄色いハンカチ」)と、邦洋のクロスバーターが目立った年でもあった。しかしどれも成功しているとは言いがたい。「死刑台のエレベーター」などは批評にも書いたが、携帯もハイテクもなかった時代でこそ成り立った話を無理に現代に持って来た為に破綻が生じてしまっている。
やはり映画は、その時代の空気を敏感に反映してこそ傑作が生れるのではないかと、強く思う。小説の世界では、オリジナルの傑作がどんどん作られているのだから、小説やアニメを原作に作品が作れる映画は、よりオリジナルを目指して欲しいと思う。

 
時代の空気と言えば、「告白」「悪人」の2本の映画が話題を振りまいた。この2本は、最近のヒット作品のパターンである、テレビ局の息が全くかかっていないにもかかわらず、大ヒットとなった。質的にも、多くの映画賞のトップを争っている。そして何よりこの2本をプロデュースしたのが、東宝の31歳の若手プロデューサー、川村元気氏であるという点が最大のポイントである。

題材としてはやや暗いうえに、アイドルスターが出演しているわけでもなく、企画としてはかなり冒険である。下手をすれば、ミニシアター系で細々と公開されても不思議はない。さらにテレビ局の支援や大量宣伝もない。
この状況で、若手監督を積極起用して、クオリティの高い作品に仕上げ、その質の高さを前面に出して、興行的にも大成功を収めた。これは、素晴らしい快挙である。

昔から、ベストテン上位作品は興行的に低調、興行上位作品は質的に低レベル、という状況が当り前であった。――なにしろ映画全盛時代ですら、大手映画会社の社長が「評論家が誉める映画は当ったためしがない」と嘯いていたくらいなのだから。

この2本は、そういった状況に風穴を開けた、と言えるのではないか。個人的には映画界十大ニュースのトップに挙げたいくらいである。川村プロデューサーの頑張り、それをバックアップした東宝上層部にも、故大沢親分ではないが、アッパレを差し上げたい。

 
一時は作品的にも興行的にも低迷し、興行収入において洋画に大きく水を開けられていた日本映画も、テレビ局バブルを通過して、ようやく本格的に復活した、と言えるのではないか。喜ばしい事である。

来年も、この調子を持続し、質の高い作品を作り、それを積極的にPRして興行的成功に結びつけ、“いい作品を作れば報われる”という風潮を定着させて欲しいと思う。

 
というところで、来年もよろしくお願いいたします。よいお年を。

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2009年12月31日 (木)

私が選ぶ '00年代ベストテン

今年もあと少しで終わりですね。

恒例の、2009年度マイ・ベストテンを発表しようと思ったのですが、
いつも覗いてる Studio Yunfatさんの所で、「ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン」をブロガーに呼びかけて募集しているのを見つけて、
そういえば、今年はゼロ年代の最後の年でもありましたね。たしか「映画秘宝」でもゼロ年代ベストテンを発表しておりました。

そんなわけで、ゼロ年代最後の年にふさわしく、私が選んだ、00年代ベストテンを発表いたします。
かなり悩みましたが…

[日本映画・00年代ベストテン]
おくりびと
たそがれ清兵衛
愛のむきだし
フラガール

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
ALWAYS 三丁目の夕日
パッチギ!
ゆれる
GO
次点 千と千尋の神隠し

[外国映画・00年代ベストテン]
グラン・トリノ
ミリオンダラー・ベイビー
硫黄島からの手紙
父親たちの星条旗
スペース・カウボーイ
母なる証明
殺人の追憶
グエムル -漢口の怪物‐
善き人のためのソナタ
チェンジリング
次点 少林サッカー

日本映画は順当な所でしょうが、
外国映画に関しては、なんじゃこりゃ…と思った方もいるやも知れませんが、
00年代とは、まさにクリント・イーストウッドの10年、であったというのが私の結論であります。

とにかく、キネ旬ベストテンを眺めても、
2000年ベストワン「スペース・カウボーイ」
2004年ベストワン「ミスティック・リバー」
2005年ベストワン「ミリオンダラー・ベイビー」
2006年ベストワン「父親たちの星条旗」
同年ベスト2位「硫黄島からの手紙」

とまあベストワンになること4回!これに恐らく100%間違いなく、2009年度ベストワンは「グラン・トリノ」が獲得するでしょうから、
この10年のベストワンの、なんと半分をイーストウッド一人で独占する事になるわけです。驚異的な記録です(しかも70才を超えたジイサマですよ!カールじいさん以上のスーパーパワーです(笑))。

これらの他にも、「ブラッド・ワーク」(2002)もあるし、公開は来年になりましたが、2009年度製作の「インビクタス/負けざる者たち」も含めれば、10年間に9本も映画を監督して、凡打が1本もない、打率9割、長打率30割(ベストワンをホームランとみなして)に匹敵する、まさに夢のようなスーパーマンぶりを発揮していると言えます。
00年代=イーストウッドの10年、という形容も誇張ではない事がお分かりいただけると思います。

マイ・ベストテンの残りの4本のうち、3本をポン・ジュノ監督作品が占めてしまいましたが、彼もイーストウッドに負けず劣らず凄い。

2004年ベスト2位「殺人の追憶」
2006年ベスト3位「グエムル -漢口の怪物‐」

そして恐らく「母なる証明」は予想では2009年度キネ旬ベスト2位あたりに来るでしょう。

つまり、どれもイーストウッド作品がなかったら、すべてベストワンに選ばれていた(2009年は予想)わけです。

なんとも不運な人ですねぇ(笑)。こんなに運の悪い監督も珍しい。

 
そんなわけで、総括するなら、00年代の外国映画は、まさしくC・イーストウッドと、ポン・ジュノが席捲した時代であった、という事になるでしょう。

こういうスーパーマン的監督が、来る2010年代には日本にも登場して欲しいものです。

 
では、1年間ありがとうございました。来年もよいお年を。 m(_ _)m

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2009年12月 8日 (火)

津大門シネマが閉館していた

Daimoncinema3_3  以前(2年前)に、三重県に単身赴任していた時に、津大門シネマという単館系ミニシアターを見つけて、そこの支配人の谷口さんと、いろいろお話させていただき、ブログに掲載させていただいた事があった(→記事はこちら)。

たまたま、当ブログの過去ログをつらつら眺めていた時に、その記事をみつけて、ちょっと懐かしくなって、今どうしてるかな…と当時リンクした同館のHPを見ようとしたら、

大門シネマのHPが消えていた。

あれれ、っと、ググってみたら、

なんとなんと、今年の7月20日に閉館していた事が判った(→新聞記事)。

閉館理由は、支配人の谷口嘉吉さん(78)の健康上の問題と、昨年来の不景気や新型インフルエンザに伴い、観客数が激減したことが追い打ちをかけたのだそうだ。

Shihainin いつもニコニコと、観客に微笑みかけ、出て行く時には「ありがとうございました」と観客一人一人に声をかけてくださっていた姿を、今も鮮明に思い出す。今どき珍しい丁寧な映画館だった。

その谷口さんが、実はガンを患っていたと、新聞ではじめて知った。あのお歳で、細いお身体で、地方都市のミニシアターの灯を守って来られた、その情熱には頭が下がる。

いろいろ検索をかけると、閉館を惜しむ声が多数のブログに書き込まれていた。以下いくつか紹介。

http://ameblo.jp/kapuseruzamurai/entry-10305592338.html

http://furuyan.diarynote.jp/200907202256206360/

http://bcafe2.mie1.net/e150671.html

http://ameblo.jp/cheb-cheb/entry-10352371173.html

http://d.hatena.ne.jp/hyu-rock/20090724

丁寧な応対ぶりや、心から映画を愛しておられる様子は、これらからも感じられ、いかに谷口さんの人柄に、当地の多くの映画ファンが心服していたかがよく分かる。本当に残念な事である。

こんな記事もあった。 ↓
http://www.mie-cinemafesta.net/hp/wmbp/wingmulti.cgi?bbsname=bbs22&mode=res&no=5837&oyano=5837&line=0

ラストショーは、「大阪ハムレット」「ホウ・シャオシェンのレッドバルーン」だったそうである。後者は私の大好きなA・ラモリス監督の「赤い風船」にオマージュを捧げた作品。ラストショーにふさわしい。

最終上映終了後、場内から拍手が沸きあがったそうだ。素敵な事である。

シネコンに圧され、特に地方の映画館は大変だろうと思う。情熱があっても、ファンが後押ししても、それでも映画館を維持して行くのは困難な時代である。私も、お力になりたいとブログで紹介させていただいたが、微力で力及ばなかったのは心苦しい。

ともあれ、谷口支配人様には、お疲れ様でしたと声をかけてあげたい。またいつか、お会いできる日まで、お身体大切に、健康で過ごされる事をお祈り申し上げます。

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