2024年7月 8日 (月)

映画本「『カサブランカ』 偶然が生んだ名画」

Coincidenceofcasablanca  瀬川裕司・著

 平凡社・刊   3,400円+税

 初版発行日:2024年5月15日

 単行本:304ページ

 



本著は、明治大学教授で映画学が専門の瀬川裕司氏が、膨大な資料を基に、この映画が如何にして誕生したか、その製作過程の混乱ぶりや裏話、作られた時代との関連、等々について詳細に分析し、この名画の魅力について語り尽くした労作です。映画「カサブランカ」のファンなら必読の名著です。

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2024年5月12日 (日)

映画本「日本映画 隠れた名作」

81vamsx08ql_sy425_  タイトル:日本映画 隠れた名作
          昭和30年代前後

 
 川本三郎+筒井清忠・共著

 中央公論新社・刊  1,800円+税

 初版発行日:2014年7月10日

 単行本ソフトカバー 301ページ

 

評論家の川本三郎さんが、帝京大学文学部教授の筒井清忠さんと共著で出版した、タイトル通り日本映画のあまり有名ではないけれど隠れた名作映画 ―それも昭和30年前後に公開された作品― について対談した本です。

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2024年1月10日 (水)

映画本 「映画監督はこれだから楽しい」

Oomorikazukihon  タイトル:映画監督はこれだから楽しい
               わが心の自叙伝

 大森一樹・著

 ㈱リトルモア・刊  1,800円+税

 初版発行日:2023年11月12日

 単行本ソフトカバー 175ページ


2022年に亡くなられた映画監督、大森一樹さんの自叙伝とエッセイを纏めた、大森さん最後の著作本です。

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2023年10月13日 (金)

映画本「社長たちの映画史」

Shachoutachinoeigashi  タイトル:社長たちの映画史
      映画に賭けた経営者の攻防と興亡

 中川右介・著

 日本実業出版社・刊   2,200円+税

 初版発行日:2023年1月20日

 単行本ソフトカバー:544ページ


映画の黎明期から全盛・斜陽期へと至る日本映画の歴史を、経営者の視点から捕えたドキュメントです。

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2022年2月26日 (土)

小説「デンデケ・アンコール」

Dendekeanchol  芦原すなお・著

 作品社・刊

 初版発行日:2021年10月19日

 2,700円+税 単行本:399ページ

 

小説「青春デンデケデケデケ」の主人公、ちっくんのその後を描く30年ぶりの続編。

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2021年2月28日 (日)

小説「奈落で踊れ」

Narakudeodore   月村 了衛・著

  朝日新聞出版・刊

  初版発行日: 2020年6月5日

  1,900円+税  単行本: 384ページ


 いま一つ記事にしたい映画がないので、昨年読んだこの小説の感想を。

私がお気に入りの、月村了衛さんの新作です。

月村さんの作品は、デビュー当時の「機龍警察」シリーズは、戦闘メカが登場する近未来SFバイオレンス小説でしたが、最近では前回も紹介した「東京輪舞(ロンド)」以降、1964年の東京オリンピック記録映画の監督選定騒動を描く「悪の五輪」、社長がマスコミの前で惨殺された有名な“豊田商事”事件をモデルにした「欺す衆生」(2019)と、昭和の時代に実際に起きた事件を題材にした、一種の昭和史セミドキュメント小説が多くなってきました。史実と虚構を取り混ぜ、また政治家や著名人の実名も登場するなど、実際の事件を知っていればなお面白く読めます。

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2020年12月20日 (日)

小説「暴虎の牙」

Boukonokiba  柚月裕子・著

 ㈱KADOKAWA・刊 

 初版発行日:2020年3月27日

 1,800円+税  501ページ

 

待望の、柚月裕子さんによる「孤狼の血」シリーズの「凶犬の眼」に次ぐ第3弾であり、3部作の完結編の登場です。待っていました。

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2020年8月 9日 (日)

大林宣彦・著「キネマの玉手箱」

Kinemanotamatebako_  大林宣彦・著

 ユニコ舎・刊  2020年4月25日第1版

 ¥1,500+税

 

大林宣彦さんの、おそらくは最後となるエッセイです。

 

もっとも、未発表の原稿をまとめて今後刊行される可能性もないとは言えませんが、書かれた時期が、映画「海辺の映画館-キネマの玉手箱」が完成し、公開を待つ本年の初めの頃―亡くなる直前ですので、一番最近の心情がありのままに吐露された、まさに絶筆と言えるエッセイでしょう。
本書のタイトルも、遺作映画の題名に引っ掛けてありますし。

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2020年6月 7日 (日)

書籍「原節子の真実」

Harasetsukonoshinjitsu  石井妙子・著

 新潮社・刊 2016年3月

 ¥1,600+税

今年は、伝説の名女優、原節子の生誕100年に当るそうで、あと10日ほどでその100歳の誕生日を迎えます(誕生日:1920年6月17日)。

という事で、今回はその原節子に関するノンフィクション書籍をご紹介。

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2019年6月26日 (水)

小説「波の上のキネマ」

Cinemaonthewave  増山 実・著

 集英社・刊  発行日:2018年8月24日

 ¥1,850+税  424ページ

表紙の映写機のイラストと「キネマ」の題名に引き寄せられて読みましたが、なかなか面白く、一気に読み終えてしまいました。

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